ジョイントフェスティバル in 北陸 & 第四回 湯涌ぼんぼり祭り(2014/10/13記)
ご無沙汰してます、しまうま技研です。 なんと、ほぼ一年ぶりの更新です。
積もる話はいろいろあれど、まずは先日行われた掲題のイベントについて、頑張ってレポートを書きましょうか。
去年4月、千葉でP.A.Works作品「だけ」の音楽イベント「true tears×花咲くいろは×TARI TARI ジョイントフェスティバル」が開催されたのですが、このときはチケットが手に入らず、ヤケクソになって南砺市の「じょうはな座」まで出掛けてライブビューイングを観たものでした。
ところが今回、金沢大学で開催された「ジョイントフェスティバル in 北陸」のチケットはすんなり入手できたので、ついでにぼんぼり祭りにも行って来た、ってわけです。
会場の金沢大学角間キャンパスには開演40分前くらいに着いたのですが、駐車場が満車で20分ほど時間をロスしてしまいました。
何とかスペースを見つけて駐車し会場近くまで歩いていくと、そこにも大きな駐車場があって、しかも空いてる!
乗降車に一苦労するほど狭いスペースだったうえ隣が若葉マークのレンタカーだったので、「車にキズをつけられてはかなわん」と思って引き返し、車を移動したところで開演2分前……。
(そもそも隣の初心者クンが駐車マスの真ん中にちゃんと停めていれば、こんな苦労はしなくて済んだのに!)
しかも会場入口を間違えてしまい、そこでも数分ロス。 ちなみに入口を教えてくれたのは、関係者通用口付近で休憩していたナガッチョでした。(笑)
二十分近く遅れて入場してみると思ったとおり満員御礼、チケット完売は伊達じゃなかったっす。
ところが先行予約で入手したからか、チケットには「Aブロック」と書いてあって、そのお陰でずいぶん条件の良い場所をキープできました。
おまけにその場所から10メートルほど後ろに、お忍びで来ていた岸田メル氏と堀川社長がいて2度ビックリですよ。 メルメルはステージから呼ばれ、私の2メートル脇を通って行きました。
憶えていますか?岸田さん。 ロフトプラスワンの花いろトークイベントで、楽屋へ戻ろうとして私と鉢合わせしたことを……私が居た場所を、あなたが楽屋の入口と間違えて突進してきた時には本当に驚きました……草々。
まぁ、ここまではライブイベントの常で撮影禁止だったため画像はありません。 詳しいレポートは別のトコロを観てくんなまし。
ジョイントフェスで能登さんも言ってましたが、当日は北陸では珍しいほどの好天でした。 台風が近づいているせいか、風は強かったですけど。
シャトルバスで湯涌入りした17時ころは空はまだ明るかったのですが、
1時間ほどで辺りが暗くなりいい雰囲気に。
第一回のぼんぼり祭りでは現地入りが早過ぎて体力が持たず、ホテルに戻って出直すつもりが、そのまま挫けてしまったワタシ。
第二回・第三回はぼんぼり協賛と点灯式のみ参加で本祭はスルーしていましたが、今回はフェスもあったし湯涌からのご招待を毎年ソデにし続けるのもアレなので、今年はぼんぼってお焚き上げまで踏み止まることにしました。
あまり知られていないのかもしれませんが、ぼんぼりを奉納(協賛)すると「お焚き上げの儀」の招待状が自宅に送られてくるんです。 これは第二回からずっとそうなんですよ。
その招待状を案内所に差し出すと「協賛者パス」ってものに引き換えてくれまして、それを持って扇階段へ行きますと協賛者エリアへ通して貰えるって寸法です。
今年はお店が混んでて買い物しづらかったので、パスを貰ってすぐに扇階段ステージに向かいました。 18時頃から待機しただけあって最前列に陣取れましたが、逆に近すぎて少々観づらかったです。
それでも、ステージ左手にスクリーンが設置されていたので不満はありませんでした。
来賓挨拶ではナガッチョ氏がシメ。 今回は福井県坂井市市長と、のと鉄道常務をお迎えしたようです。
その後、玉泉湖でのお焚き上げへ。 第一回からUSTREAMで観て知ってはいましたが、本格的な神事だったのは感慨深かったです。
金沢のホテルへ戻る途中、コンビニ(サークルK)に立ち寄ったら「喜翠荘喜翆荘のいろどり御膳」がひとつ売れ残り…もとい、"遠慮のカタマリ"があったので迷わず購入。 遅い夕飯として戴きました。
そして、これが今回の記念の品々。
66番の赤いタグは、クロークに預けた荷物に付けられていたもの。 300円で22時まで預かってくれました。
あと、記念切手シートを売っていたのでそれも2シート購入。
これ、湯涌以外では西岸と金沢駅でしか手に入らないそうです。 3,000枚限定なのでもう売り切れてしまったかも。
日本郵便北陸支社は金沢市の湯涌温泉などをモデルにしたアニメ「花咲くいろは」のオリジナルフレーム切手セットを発売した。同温泉で開催された「湯涌ぼんぼり祭り」に合わせた販売で、県内限定で3000セットを売り出す予定。
http://www.yomiuri.co.jp/local/ishikawa/news/20141011-OYTNT50336.html
(中略)
金沢駅内、湯涌、西岸の3郵便局で販売。ほかに、金沢市と周辺市町、七尾市の郵便局では注文販売を受け付けている。
さて今年の来場者数ですが、当日速報で「去年より多い」という話がありまして、最終的には12,000人が訪れたとのことです。
金沢市の湯涌温泉がモデルのアニメ「花咲くいろは」に登場した祭りを再現する「湯涌 ぼんぼり祭り」(北國新聞社後援)は11日、同温泉街で行われ、昨年を上回る1万2千 人以上(主催者発表)の来場者がぼんぼりに照らされた湯の町の散策を楽しんだ。
4年目、地元に、ファンに定着 金沢・湯涌ぼんぼり祭りに1万2千人
第一回は5,000人、第二回は7,000人ときて第三回は10,000人の大台に乗ってましたから、毎回順調に増えてますね。
来年は北陸新幹線が金沢まで延伸しますので、さらなる増加が見込めるのではないでしょうか。
湯涌に行かなかった俺は後悔しつつ東北へ向かいました。〜青森編〜
イントロダクション
金沢の湯涌温泉で「ぼんぼり祭り」が開催された10月の3連休、私は東北に出掛けてました。 協賛者として招待されていたのですが、堪忍ェ。
祭りの様子はUstream中継で観ました。相変わらず凄い人出でしたね。 初回と第2回の人出はそれぞれ5千人と7千人でしたが、今年はとうとう1万人になりましたか。 この分だと、来年も参加を見送ることになりそうです…。
さて、しばらくブログの更新をサボっていましたが、その間もあちこち出歩いてネタ収集に努めておりました。
8月には黒部のトロッコ列車に乗り、
そして恒例の「城端むぎや祭り」に紛れ込んだり。
ブログがお留守なのは筆力と気力と時間が足りてないだけで、書こうって気持ちだけは衰えないワタシです。
そんなわけで今年2回目となる東北旅行、コレを使って主に青森と秋田を周遊してきたのでご報告。
津軽半島
体力を温存するため初日は仙台郊外で一泊し、二日目に青森入り。 まずは竜飛岬を目指します。
途中、どこまでも真っ直ぐに伸びる高架を見かけました。北海道新幹線の高架だったようです。(写真は撮り損ねました)
北陸新幹線の開業(延伸)が2014年度末(2015年春)に迫っていますけれども、その1年後には北海道にも新幹線が乗り入れるんですよね。
「道の駅いまべつ」(津軽二股駅・津軽今別駅に隣接)に立ち寄ったら、奥津軽駅(仮称)の工事の真っ最中でした。
竜飛岬についたのは15:00近く。真っ先に階段国道を歩いてみました。
立派な道路標識が立ってますが「車両通行止め」の表示がないのは、「そんなん見りゃー分かんだろ?」ってことですかね。
青函トンネル記念館(「道の駅みんまや」併設)は、窓口でケーブルカーの時刻表をみたら時間が足りなかったので、残念ながら引き返しました。
青森市内に戻る途中、青函トンネル入口に寄り道。
ここは昔「青函トンネル記念公園」って呼ばれていたらしいんですが、今は「青函トンネル広場」になってます。
あと数年で実際に新幹線が走るというのに、イラストに描かれた200系車両が何故か寂寥感を誘います…。
前回立ち寄った時(1997年12月)も既にこんな感じでしたが、かつてこのイラストの裏側には立派な時刻表が掲示されていたのでした。
下北半島
前回(1997年)は薬研温泉で引き返しましたが、
今回は脇目も振らず大間崎へ。
ここは本州最北端。
沖に見えるは弁天島。その向こうには北の大地が。竜飛岬からも北海道が見られますが、本州最北端から眺めていると思うと感動もひとしお。
少し離れたところにあるレストハウスでは、本州最北端の到着証明書が売られています。
大間崎には誰でもリモートコントロールできるWebカメラがありまして…
これもレストハウスに備え付けられていました。
思ったより安価そうな機材…。
大間崎からの帰り道、何かと話題の六ヶ所村へ。
意外なことに、ここには大規模な風力発電施設がありました。広大な敷地に多数の風車が風を受けて回る様は圧巻です。
広すぎてうまく撮れない…。
撮影場所は、ほとんど知られていない(であろう)小さな展望台。
歩いて登ってみたら、頂上付近まで車で直接乗り付けられる作りになってました。
場所はココ。
この後、閉館直前の「道の駅みさわ」に滑り込み、しばらく休憩してから秋田へ向かったのでした。
次回、秋田編に続きます。
もっとも、ここまで書くのに丸一日費やしてますから、アップロードはいつになるやら…。
ITパスポート試験が【みっくみくに】なりました【してやんよ】
しまうま技研は湯涌ぼんぼり祭りオフィシャルスポンサー(個人協賛者)です(はぁと)
今年も「湯涌稲荷神社ぼんぼり点灯式」に行ってきました。
2年前の点灯式は都合がつかず参加できなかったので、昨年からスケジュールを調整して参加するようにしています。
前回初めて個人協賛制度(ぼんぼりの名入れ)が始まったので点灯式当日に申し込んだのですが、10月の本祭当日は山陰にいたため、残念ながら現物を自分の目で確認することができませんでした。(その前日、湯涌に立ち寄り点灯前のものは見たのですが…)
今回は昨年と違い、協賛募集は4月からスタートしていましたから、点灯式から既に多数のぼんぼりが飾られておりました。
その中のひとつがコレです。
これが10月の本祭まで、毎晩19:00から22:00まで
こんな感じで点灯されることになります。
ついでに今年の点灯式の簡単なレポートを。
去年はnano.RIPEのミニライブがありましたが、今年は残念ながら彼らの姿はありませんでした。 その代わりなのかどうか、遊学館高校吹奏楽部による演奏が祭りに華を添えていましたよ。
女子部員の比率が圧倒的で、しかもけっこう別嬪さん揃い。 将来が楽しみです。(違)
物販では、記念切手シートが早々に売り切れてしまったようでした。
そうそう、自分のぼんぼりを探していて、こんなものを見つけてしまいました。
これはどうよ……神をも恐れぬ所業だな!
P.S.
菩提寺の住職から仕入れた豆知識。
「料理の鉄人」などで有名な料理人の道場六三郎氏、彼は湯涌温泉でも修行をしていたそうです。
それが、喜翆荘のモデルになった白雲楼なんですよね。
1950年
料理人 道場六三郎|プロフィール
本格的に料理人を志し、銀座「くろかべ」で料理人としての第一歩を踏み出す。その後、神戸「六甲花壇」、金沢「白雲楼」と修行を重ねる。
白雲楼って、本当に凄いホテルだったんだ……。
這いよるアニメ調イラスト
企業や官公庁などの「お堅い」ところが、人目を惹くためにイラストを使う……ってのは昔からありましたが、近年はその頻度が上がって質も向上しているように思います。
例えば昨年、情報処理学会誌の表紙を飾った初音ミクさんとか。
情報処理2012年05月号別刷「《特集》CGMの現在と未来: 初音ミク,ニコニコ動画,ピアプロの切り拓いた世界」
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PR系では、自衛官募集のイラストがいい味出してました。
工事の告知板にも、なかなか味わい深いものがあります。
もう撤去されてしまいましたが、秋葉原の歩道工事に関する告知看板。
これももう工事が済んで撤去されてしまいましたが、雷門向かいの工事現場にあった看板。
就活イベントも、もはや例外ではありません。
昨年、燕三条駅構内に掲示されていたポスター。
これも同じ日、燕三条駅構内に掲示されていたものを撮影。 ブレがひどくて分かりづらいのですが、競輪のポスターです。
それでも、ホテルの館内案内でこのイラストを見つけた時はさすがに驚きました。
山陰の某ホテルにて。
元ネタを知っている宿泊客はどのくらいいるんでしょうか?
地域おこし系は、このトレンドのメインストリーム。
第31回野々市じょんからまつりのポスター。 道の駅「倶利伽羅源平の郷」でみかけました。
イラストを描いたのは確か学生さんだったと記憶してます。
群馬県が世界遺産登録を目指している富岡製糸工場跡近くには、こんなノボリが立ってます。
また、お隣の甘楽町には公認キャラクターがいて、グッズが道の駅「甘楽」で売られています。
甘楽町では現在、ゆるキャラを募集しているようですよ。
穴水駅には和倉ななおさんがいますが、彼女以外にもこんなキャラが。
オーソドックスなイラストも、「鉄道むすめ」が掲示されている駅では新鮮に見えます。
鉄道むすめ絡みで「壬生ゆうゆ」ってキャラもいます。
秋葉原でもUDXで物産展をやったことがありまして、そこで関連商品を追加購入したんだっけか。
以前ご紹介した「花と泉の公園」は、グッズ販売はメンテ中になっていますが、今年もかゆらゆか画伯のイラスト入りポスターを作ったようです。
この状況、むしろ「進撃の」と形容すべきかも知れません。
ところでこの分野、先駆者がいるので、お後はそちらへお任せします……。
P.S.
以前地下鉄で見かけた、謎の番宣中吊りポスター。
いや、「モーレツ宇宙海賊」は観てたから知ってるんですが、車両一編成の広告枠を丸々買い取ってまで何をしたかったのか分からなくって。
インパクトはありましたが、アピール先を間違っているような……。
「恋旅」フォトラリー参戦
ゴールデンウィークからスタートした、南砺市の観光誘致キャンペーン。
3つのエリアを訪れて最低3種類のポストカードを集めると、ポストカードを収納できるリコレクトアルバムが貰えるというもの。 ポストカードは全部で6種類。 入手方法については公式サイトに明記されています。
対象エリアにはすべて行ったことがありますが、素通り同然だったところもあったので、このような催しは地域の魅力を再発見する良い試みだと思います。
とりあえず、今回は3種類のポストカードを集めてリコレクトアルバムは入手しました。
残る3種類のカードも、夏までにもう一度出掛けて入手するつもりです。
でもですね、五箇山などは厳冬期のライトアップがとても見事なので、都合のつく方には(真冬であっても)是非観て戴きたいですね。
キミに伝えたいことがあるんだ。
「これは、ジョウハナ線」
祖母の法事に向かう途中、城端線の踏切を渡ったときに、今は亡き父がそう教えてくれました。
「…城花線?」
端(ハシ)と書いてハナと読むのが新鮮だったのに加え、線路の敷石の隙間から伸びた夏草の背丈が異様に高く、当初は廃線だと勘違いしたこともあって、この地名は強く印象に残りました。
五箇山に向かう途中で城端に立ち寄ったのも、確かその時だったと思います。 町並みがあまりに見事だったので急遽庁舎の辺りに車を停め、ロビーに入って観光パンフレットを探したものでした。 確か五箇山が世界遺産に登録される前年のことで、じょうはな座はまだなかったと記憶しています。
それから十数年後。 「P.A.Worksというアニメスタジオを一度この目で見てこよう」と向かった先で、庁舎付近の町並みをみて当時の記憶が一気に甦り、アッと声を上げそうになりました。 そこに至るまで、訪ねたことをすっかり忘れていましたから。
「何で憶えていなかったんだ?」と問われれば、それはやはり「遠くてなかなか行けない、縁遠い地」だったからではないかと思います。
そんな城端も、今では年に数回は訪れる、馴染みの町になりました。 これは町並みそのものが持つ魅力に加えて、田中市長の存在に拠るところも大きいと感じています。 アニメという、今でも色眼鏡で見られがちなジャンルと真摯に向き合い、伝統文化との調和を損なわない形で観光誘致に結びつける手腕は、そうそう真似できるものではないでしょう。
ゴールデンウィーク直前から始まった「恋旅」キャンペーンは、その集大成といっても過言ではないと思います。
私も昨日から(城端曳山祭と併せて)参加していますが、アニメは単体作品として十分なりたつレベルのもので、ありがちなPR映像などではありません。
それに加えてオリエンテーリング的な楽しさも味わえますので、これを機会にぜひ富山(そして南砺)を訪れて欲しいと思います。
P.S.
アニメの方は、「true tears」を知っている人なら思わず反応してしまう演出が施されています。 ファンには是非観て欲しい作品です。