ぼくらの 第1話「ゲーム」

本編を観たらハマってしまったので、こんな時間に書いてます。


14人の少年少女が軽い気持ちで参加したゲームは、実は現実世界で地球を守るというものだった・・・という物語。
第1話では設定の核心部分に触れていないけど、公式サイトを見るとバッチリ書いてあるんだなぁ・・・。

本編については有名どころが既に書いているので、私はOPについて掘り下げてみようと思う。

この作品、全く予備知識がなかったので、最初は「よくある学園ドラマだろう」なんて思ってたけど、OPを観て「あー、これは相当キツい作品だろうな」と身構えた。 作品のテイストを視聴者に的確に伝えるのはOPの大事な役割だと思うが、その意味でこのOPは傑作と言ってよいと思う。


都市を睥睨するようにそびえ立つ異形の巨大ロボ。 萌えの対極にあるような、地味な登場人物。 それだけでこの作品の異質さが十分伝わって来るが、さらにそれをOP曲「アンインストール」が増幅する。 曲調と言い歌詞と言い、聴いているうちにどんどん沈鬱な気分になるが、それが不快かと言えばそうではない・・・いやむしろ耳に心地よいから不思議。
そして、この曲にのせたシーン展開も素晴らしい。 冒頭でのジアース(ロボ)のシーン、回り込みの際の背景移動速度が巧く計算されていて、その巨大さを十分表現出来ている。
また、サビの部分ではジアースが民家を踏み潰し背後からロケット弾を放っているが、民家の崩れ方やロケット弾の弾道、そしてその際の傾いだカメラワークが何とも渋く、小憎らしいくらい。
お陰でOPだけを20回ほどリピートしてしまった。 何度観ても凄いと思えるOPは、そう多くはないよ。


ところで、このOPを初めて観たとき妙な既視感を覚えたが、id:moonphase氏のエントリで「ザ・ムーン」へのオマージュであることを知った。 ザ・ムーンは連載当時に部分的に読んだ記憶がある。 操縦する少年たちの心がシンクロすると、その度合いに応じて、ロボの頭に付いている複数のランプが順次点灯するんじゃなかったっけ?

複数の少年が操縦する巨大ロボアニメというと、咄嗟には「ゴワッパー5ゴーダム」しか思い浮かばない私は、やはりオッサンです・・・。
あーさてさて、これから仮眠を取ってから、いつも通り出社します。 とりあえず、お休みなさい。