ぼくらの 第2話「ジアース」

今回はダメ元でMXTVのデジタル放送を録画して視聴。
以前は絶えずブロックノイズが出ていたのに、特に問題もなく録画できていた。 夜間は電波状態が良いのか、はたまた配向パターンを変えたのか・・・おまけにちゃんと16:9画面で送出されていた。 これならMXTVもいいかも。


さて第2話は、初めて少年たちが自力で敵と対戦するお話。
まだ設定の核心部分−操縦者は命を奪われる−について明確には触れていないけれども、ラストで早速一人が落命。 仲間に小突かれた少年(今回の操縦者)がジアースから転落してしまうのだが、「操縦したものは死ぬ」ということをまだ誰も知らないため、小突いた少年が孤立する兆しが見える。 こうして仲間を信頼できないまま敵と戦うことになるのか・・・なかなか期待通りの鬱アニメ。


今回からアイキャッチにセリフが入ったが、何だか作品の雰囲気とちょっと違う気がする。 コエムシが登場する場面の音楽もコミカルだったが、これももうちょっと抑え気味にした方が良かったのでは? とにかくこの作品は暗さがウリだと思うので、笑いの要素は一切排するくらいの思い切りがあった方が良いと感じた。


OPについては前回触れたけど(ぼくらの 第1話「ゲーム」 - しまうま技研)、これについて森田監督がご自身のブログで以下のように語っている。

 ぼくらののOP(オープニング)に関しては、最初イメージが湧かなくて、「ジアースが3Dでぐるーっと回り込むだけ」とか云って「もうちょっとなんとかなりませんか」なんてプロデューサーの永井さんに云われてて、しまいには「誰かに演出も全部まかせちゃおうか」なんて、言ってる始末でした。。
 それが石川智晶さんの曲が手許に届けられて変わりました。宇宙的なムードは予想外でしたが、メロディーに高揚感があって、ドラマチックです。いくつかの本編のエピソードが頭に浮かんで重なって、自分で演出したくてしょうがなくなりました。昔自分が憧れてた、テレビアニメのOPの感じを思い出したんです。

「ぼくらの」OPによせて - 森田宏幸のブログ

やはりあれは名曲ですよ。 石川智晶女史は「シムーン」のOPも手掛けられたそうで、あれもいい曲だなぁと思っていたけど、SEE-SAWのメンバだと知って納得。 SEE-SAWというと、従来は梶浦女史の活躍の方が目立っていたけど、やはり二人とも実力があるんだなと妙に感心してしまった。