今日のtrue tears話

おとといご紹介したアキバの壁面広告、公式ブログよりちょっとだけ早くレポートできて、何だか嬉しい私です。

2月6日(水)より、秋葉原の中央通りにある“ラオックスプラスワン”ビルの壁面に『true tears』の巨大壁面広告が掲出されています!

http://www.truetears.jp/blog/2008/02/post_26.html

ちょうど初日だったようで。


ED曲「セカイノナミダ」、TV放映ではキャラやスタッフロールに気を取られて軽く聞き流していたのですが、身を入れて聞いてみると、歌詞がとても良いのです。
胸に秘めた想いを打ち明けられない、比呂美の切ない心情を歌い上げたもので、これはOP曲の一節「いつか打ち明けたい秘密」と対をなしています。 EDに相応しい、派手さを抑えた曲調なので甘くみてましたが、比呂美の悲しげな表情を思い浮かべながら聴くと、不覚にも涙がこぼれそうに・・・。


さて、昨日はテレ玉で第5話が放映されました。 もう3回以上観てますが、また観てしまいましたよ。
そうさせるだけの魅力がこの作品にはありますが、その源泉は何かとつらつら考えるに、作画や音楽の良さはもちろんですが、タイトルでもありテーマでもある"true tears"を巡る、「真実」と「偽り」の対比の妙にあると思えてきました。


乃絵は天真爛漫・純粋無垢で、自分をあるがままに出せる少女。 しかしそれ故に、周囲からは奇異の目で見られ、孤立している。
一方の比呂美は、一見何の問題もない優等生でありながら、内に誰にも言えない秘密を抱え、自分の気持ちすら偽らなければならない・・・。
この対照的な二人を通して「真実」を貫くこと/隠し通すことの難しさを描き、制作時に与えられた「真実の涙」という課題に応えようとしている・・・そう思えるのですが、実際のところはどうなんでしょうね。


第5話には、乃絵の嘘嫌いを印象付けるエピソードが幾つか出てきます。
比呂美と一緒に下校する眞一郎を見送りながらの呟き、赤いウインナー(=嘘の食材)に対する不満・・・そう言えば、第2話では比呂美に「あなた、眞一郎に嘘ついたでしょ?」と詰め寄ってましたっけ。 斯様に、この作品では乃絵は「真実」の象徴。
比呂美は嘘が上手くて(笑)なかなか本心を掴めませんが、今回は自室に眞一郎を招き入れたあと、心の中で密かに「今日のこと・・・」と何か期待しているふしがあるから、やはり彼に未練を残している様子。 多分ね、この娘は自分から身を引かなきゃと思いつつ、それでも眞一郎が手を差し伸べてくれることに淡い期待を持っているのですよ。 なのに彼の口から真逆のことを告げられて気持ちが昂ぶってしまった・・・でなきゃ、あんなキツい言葉を吐いたりしないでしょ・・・。
さて第6話、彼女の秘密は完全に明かされるのでしょうか?