DELL PRECISION M50

それが私の愛機。
およそ3年前に購入したもので、もうとっくに後継機種に代替わりしているため直販サイトにも情報が載っていない。
詳細は当時のプレスリリースをどうぞ。


ASCII.jp:デル、モバイルワークステーション『Precision Workstation M50』を発売


購入前は自作デスクトップ機を使っていたのだが、486DX2 -> DX4 -> Pentium 120MHz とステップアップを繰り返えすうち財力が尽き、Pentium III 1GHz が登場した頃、引越しを機に片付けてしまった。
以来、デスクトップに匹敵するようなノートPCを物色していたのだが、なかなか納得するものが現れず、買い控えすること数年、ついにコイツに巡り会ったのであった。


要求仕様は以下の通り。

  • 場所を取らず、家の中の好きな場所で気軽に使えること。
  • いざとなれば外に持ち出せること。 携帯性(大きさ・重さ)や電池の持ちはあまり気にしない。
  • 入出力デバイスは、多ければ多いほどよい。
  • できればドッキングベイなど不要な、all in one タイプが望ましい。
  • 解像度は、最低でも 1280 x 1024 以上であること。(画面が狭いの嫌だ)
  • OpenGLアクセラレータがあればなぁ。(でもノートPCにそんなものあるわけないよなぁ)

当時、解像度を除けば要求を満たすものはいくつかあったのだが、みな 1024 x 768 どまりなのが不満で買い控えていた。
それが、要求を上回るスペック(1600 x 1200 で OpenGL アクセラレータ搭載)を備えたものが手頃な値段でリリースされたとあって、その存在を知るや、即購入したのであった。


これまで3年間使ってきたが、不満はほとんどない。
強いて言えば、まず空冷ファンの動作音。
静かなところでは結構気になると思う。 特にCPUを100%使い切るような処理をさせてファンが最高速で回転すると、空へ飛んで行くんじゃないか・・・と思うくらいの音がする。
それから、15インチで 1600 x 1200 というのは、フォントが小さ過ぎてちょっと難儀する。
一時は出荷時設定の大き目のフォントを使用していたが、画面レイアウトが崩れるアプリがあったので、通常サイズに戻してしまった。


逆に、グラフィックスアクセラレータのポテンシャルを十分に引き出すような使い方をしていないのが勿体無いと思う。
ドライバのチューニング項目にはメジャーな3Dソフト(3ds max, AutoCAD, Lightwave 3D, Maya, SOFTIMAGEなど)の名前がずらりと並んでいるが、今のところ Shade をちまちま使っているだけなので、効果があるのかどうか(体感的には)分からない。 (^^;


総じて、3年も経った割にはそれほど陳腐化していないので、満足のいく買い物だったと思っている。
(PCの急激な進化が沈静化したことも一因かも知れない)


最後に一言。
どこかで誰かが書いていたが、DELLは「実用一点張り」みたいなところがあるので、デザインでちょっと見劣りするところがあると思う。
私はPCに関してはスペック重視なので、デザインやブランド、それにサポートはあまり気にならないが。
PCで見栄を張りたい向きには、VAIOMac が良いかも。
VAIOMac が悪いと言っているのではない。 ただ私には割高に感じる、というだけだ)