NHK「にっぽんの現場」第2回「秋葉原・年の瀬の物語」(12/27放送)
http://www.nhk.or.jp/winter/019.htm
見たけど、何かこう、モヤモヤした感じが残ったなぁ・・・アキバの一面しか捉えていない感じ。
秋葉原は混沌としているから、どう取材・編集しても、結局は完全には伝えきれないんだろうけど。
取材対象の選択基準は悪くないと思った。
- ゲームデザイナー(新興アキバ文化・送り手代表)
- アニオタ君(新興アキバ文化・受け手代表)
- オーバークロッカー(伝統的アキバ文化・受け手兼送り手代表)
- パーツ店の店主(伝統的アキバ文化・送り手代表)
- 現役メイドさん(新興アキバ文化・送り手代表)
- 電子工作少年(伝統的アキバ文化・受け手代表)
満遍なく押さえている、という感じ。 さすがNHK、この辺は抜かりがない。
エレクトロニクス(伝統的)とそれ以外(新興)で便宜上スッパリと二分したが、本当はもっと細かくカテゴライズしなければならないことは承知している。
NHKが上手いと思うのは、以下のようにカテゴライズに時間軸を絡めている点。
- パーツやジャンクなど、昔からある伝統的なもの(旧)
- PCやゲームなど、現在主流となっているもの(現)
- アニメやメイド喫茶など、比較的新しいもの(新)
過去を振り返り、今最も流行っているものと最も新しいものを伝えることでその先を考えよう、ということなのだろう。
で、結局「明日」は見えたのか?
現時点では誰も答えは出せないだろうが、今は「再開発」と「つくばエクスプレス」と「ヨドバシ」のせいで過熱気味なところがあるので、それが冷めたあとの一般人の去就が決定付ける気がしている。
個人的には「昔ならアキバに集う人を見て嘲笑していたような人間が、大挙押し寄せて来ている」ことに居心地の悪さを感じているので、出来れば元に戻って欲しいのだが、それだとヨドバシや石丸などは困るだろう。
まぁ再開発が完了するまでは、アキバ熱は冷めないんだろうな・・・。
言葉足らずの私に代わって、ほぼ同じ意見を持ってらっしゃる方がいますのでご紹介。
アキバ系特集は数々あれど - 「変人」は褒め言葉