デスノート第1巻「退屈」読了

DEATH NOTE デスノート(1) (ジャンプ・コミックス)

DEATH NOTE デスノート(1) (ジャンプ・コミックス)

先日実写映画化も発表されるくらい評判の作品。 オタクじゃない元上司、Kさんも絶賛してたので買って読んでみた。 噂に違わぬ面白さ。


主人公は全国模試で1位になるような優等生。 その彼が、名を書いた者を死に至らしめることができる「デスノート」を手に入れ、自己の信じる正義のために犯罪者を次々と屠っていく・・・。
見どころは、彼の犯罪をつきとめようとする正体不明の人物、L(エル)との知能戦なのだが、人気の理由はそれだけではないだろう。
シャープでリアリスティックな絵柄もさることながら、法で裁ききれない犯罪に対する声なき怨嗟が、作品の人気を支えているように思えてならない。


ところでこの作品、実は連載前に、読み切り形式でジャンプ誌上に掲載されたことがある。
その時は、今ひとつ共感出来ない内容だったのだが、その後リサーチを経て、今の設定になったようだ。
単行本は現時点で10巻まで刊行されている。 漫画は小畑健センセが担当。


小畑さんというと、メジャー初連載作品は「CYBORGじーちゃんG」らしい(連載時は別名義)のだが、連載開始当時、その画力に目を見張ったものだ。(それでギャグ漫画だというところにもインパクトがあった)
しかしストーリーが今ひとつで低迷し残念に思っていたところ、他の原作者と組むことで成功したのは喜ばしい。 特に「ヒカルの碁」は当初から面白かったし、ヒットした上に囲碁界を活性化させるという波及効果までもたらしたのは、正直すごいと思う。


今日は10巻まとめて購入したので、2巻以降を読み進めて行くのが楽しみ。