SoltyRei Episode:21「真実の刻」

今までの謎がどんどん明かされる。 前回、オーロラシェルの起源が明かされたが、ソルティたちの暮らす世界はテラフォーミングによって創り上げられたものだった・・・。
舞-乙HiMEの世界観にも恒星間移住が絡んでいるし、聞けばARIAの世界もテラフォーミングされたものだそうだ。 流行っているのか、テラフォーミング!?


恒星間移住というキーワードで、かつてNHKで放送された「スターロスト 宇宙船アーク(原題:THE STARLOST)」というSFテレビドラマを思い出した。 1973年に制作された作品で、当然スター・ウォーズ(1977年)はまだ発表されておらず、2001年宇宙の旅(1968年)をまだ知らなかった私は、初めて見るアーク号のデザインと物語の世界設定に強い衝撃を受けた。

前置き部分をちょっと訳してみる。(少々意訳)

In the year 2790 A.D., a giant Earthship, Ark, drifts through deep space, out of control, its crew having been killed five hundred years earlier. When the accident that killed the crew occurred, the airlocks connecting the ship's domes that housed the last survivors of the dead planet, Earth, were sealed. Cut off from the outside world, many communities simply forgot that they were on a spacecraft. They accepted that their world was fifty miles in diameter and the sky was metal. Content with their lot, no one knew that their world was in grave danger. Without a crew at the helm, the Ark was on a collision course with a sun.


西暦2790年、巨大宇宙船アーク号は、500年以上も前に乗組員が殺害され、制御を失って深宇宙を漂流していた。 乗組員殺害事件発生時、死の惑星・地球の最後の生存者を収容したドームのエアロックが封鎖されてしまう。 外界と遮断されたため、数多の社会集団では、宇宙船にいることを全く忘れ去ってしまっていた。 人々は、自分達の世界が半径50マイルで、空が金属であることに何の疑いも抱いていない。 彼らの多くは誰も、自分達の世界が破滅の危機に直面していることを知らずにいる。 操縦者がいないまま、アーク号は恒星との衝突コースを進んでいるのだった・・・。

どうです、ちょっと渋いでしょう。
後で知ったのだが、この物語はハインラインの「宇宙の孤児」を下敷きにしているようだ。

宇宙の孤児 (ハヤカワ文庫 SF 281)

宇宙の孤児 (ハヤカワ文庫 SF 281)

・・・ソルティレイと関係ない話になってしまった・・・。
そうそう、次回は3話分まとめて放映されるので、録画予約されている方は要注意。