錬金3級 まじかる?ぽか〜ん 第8話

Bパート(ぽか〜ん16)のペーソスがいい。


鉄子が懸賞に応募して当てたものは、ポーチ型外付けHDD・・・のはずが、描いたものが実体化する魔法のチョーク。
魔法使いじゃないと使えないので、ゆうまが皆の望むものを描くことに。
まずはいい男を描こうとするが、画力に不安があるため望みを文字で書いてみたら・・・書いた文字が立体になって現れた。 CGで作った文字の立体化シークエンスが緩い笑いを誘う。
それでも、その文字に触れるとウットリする気持ちになるらしい。 ゆうまの恍惚の表情を見て、おっかなびっくり手を差し伸べるパキラとりる。 その様は将に man ape(from 2001:A SPACE ODYSSEY)。
やがて鉄子が「生身の体が欲しい」からと描かれた銀河電車で、一行はアンドロメダへ向かう。 そこには本当に生身の体を与えてくれる場所があった・・・。(from 銀河鉄道999
しかし、そのためには丸一日待たねばならない。 チョークの効力は一日限り。 待っていては地球に戻れなくなる・・・。
自分の望みを諦めて引き返す鉄子
帰りの電車の中、ゆうまとパキラは談笑しているが、りるは気の毒そうに鉄子を見守っている。
しかし鉄子は、いつか生身の体を手に入れられる希望が出来たことで微笑んでいるのであった・・・。


4人の中で、鉄子だけが「本当の人間になりたい」という切実な願いを持っているところが哀しい。
それに比べれば、パキラの貧乳など(ry
前半は荒唐無稽な展開なのに、ラストは何だかしんみりさせる話。 こんな「おもろうて やがて哀しき・・・」展開には弱い私。 まじぽかなのに、何だか泣けてくる。
普段はあっけらかんとした明るいウエスタンなりるだが、実は見かけに寄らず、思いやりのあるいいヤツだ。