おもひでぽろぽろ

NHKスタジオパーク

土曜日、人生のピークどころか中間点もとっくに過ぎたオヤジ二人が、都内某所で落ち合いました。
(話は逸れますが、これまで生きてきた時間より、余命の方が短いという事実に愕然とさせられます・・・)


友人S君は一見、体育会系サラリーマン。 元エンジニアで、今は自ら望んで営業職に就いています。
私と違ってアニメは全然観ないのですが、元エンジニアだけあって技術に強い関心を持っており、前にも書いたように回路設計からハンダ付け、ファームウェアデバイスドライバのプログラミングまでひとりでこなす実力派。
そういう、やはりある意味オタクな部分で意気投合して、社会人になってからも時々会っていました。


会ってすることと言えば近況報告くらいなのですが、以前川崎で会った時、一度だけ一緒に映画を観たことがあります。
野郎二人で映画を観るというのも変わってますが、それが当時封切間もない「おもひでぽろぽろ」だったところが尋常ではありません。 これは私が無理強いしたわけでなく、彼の方から観たいと言い出したのですが。(我々の年代には懐かしい事物が描かれている点に心惹かれたようです)
周りはやっぱりアベックばかりでした。 ジブリアニメを並んで観る二人のオヤジを、周囲はどう思っていたのやら。


さて、そんな彼と一緒にぶらぶら歩きながら、神南方面(NHKのあるところ)に向かいました。
ここは免許取りたての頃、車で近くを通ったことがあるくらいで、一人ではまず来ません。 見るもの聞くもの皆珍しく、都民でありながら完全におのぼりさんになってしまいました。(写真はNHKスタジオパーク入口付近)


向かう先は、S君がかつて一度だけ立ち寄ったという、旨い焼き鳥屋。 しかし、何せ20年近く経っているため場所がさっぱり分かりません。 そもそも店が残っているかどうかも分からないので、似た雰囲気の店を適当に選んで入りました。
後はもう、いつも通りの近況報告。 ブログネタになりそうな話題で意見交換もしましたが、不思議と思い出話は殆どしませんでした。
彼とはまた、近いうちに会うことになりそうです。