mixi登録者数の伸びを予測してみた(その2)

以前、このブログでmixi登録者数の伸びを予測したことがありました。

その後、7月26日に500万人を突破したとの発表があったので、Wikipediaに記載されたデータとあわせて検証してみたいと思います。

まず、下のグラフをご覧下さい。

今回新たに追加したデータは、2006年5月〜7月分の3か月分。 棒グラフでは色を変えてあります。
ちなみに4月分のデータは3月分と5月分の中間値。
前回算出した予測値は黄色の折れ線グラフですが、予測を実績が上回っていることが分かります。
これを今回のデータで補正したものが、オレンジ色の折れ線グラフ。 その式は以下の通りです。


6$y=e^{3$18.86-9.2e^{0$-0.034x}}


これを元に2013年11月まで予測してみたのが以下のグラフ。 先のグラフ同様、オレンジ色の折れ線グラフが今回の予測値です。

・・・日本の総人口を上回るという、驚くべき結果が。(^^;
これについては分析が必要でしょう。

きちんとした重回帰分析をしていない

手間を惜しんで適当に近似値を求めているので、こういう結果になった可能性があります。
2006年3月までの結果だけをみても、今回のグラフは前回のものより良い近似になっていますが、これは逆に言うと「前回は今回より適当だった」ということになります。 これについては、次回の課題にしたいと思います。

集計方法がアバウトである

データ集計の際に、横軸を月単位にしているため、その分、精度が落ちている可能性があります。
もっとデータが揃えば、これは誤差の範囲におさまるのでしょうが・・・。

そもそも、登録者数の伸びをゴンペルツ曲線で近似できるものなのか?

理論的な裏付けはありませんが、バグ摘出にも応用される事からも分かるように、上限値に向かって増加するタイプの数値は、この曲線がよい近似になることが経験的に分かっています。
ゴンペルツ曲線の特性として、初期段階でデータ数が十分でないとき値が大きくブレることがあり、それが今回の結果につながったと考えています。
言い換えれば「mixi登録者数は、まだまだ増加の途上にある」ということになるのかも知れません。