喫煙について

祖父・祖母は煙草を吸う人だったし、父もまた喫煙者。 だから私には、子供の頃からタバコに対する抵抗感はなかった。
ただ、禁煙の難しさは分かりきっていたので、ハタチを過ぎても暫くはタバコを吸わずにいた。 結局は1日1箱程度を吸う人間になってしまったけれどもね。
喫煙は気分転換以外にいいところのない行為だけれど、それはここでは論じない。 水掛け論に終始するだけだから。
むしろ私は喫煙者として、喫煙マナーと極度の嫌煙家の主張に関心がある。 今日「人力検索はてな」を見てみたら、こんな質問が寄せられていた。

質問者は非喫煙者だけれども喫煙には理解があって、むしろ極度の嫌煙家の方を迷惑と感じている女性。 そんな人がいるのかと思ったら、やっぱりいるんですね、世の中には。(ただし本当にそうなのかは分からない・・・疑ってかかりたくはないけれど)
個人的には、別にギャフンと言わせなくてもいいと思ったけど、回答に対する返礼が誠実で好感が持てた。 むしろここでも「極度の嫌煙家」と思われる人が、質問の趣旨に沿わない回答(というより自説の展開)をしていて、そんな人たちとはやはり議論が成立しないな、と思った次第。 他人の言い分を聞かず、自分の言い分だけ通そうとしてるんだもんなぁ。


私は喫煙可能なところでしか吸わないし、その場合でも煙の流れには注意している。 でもそれさえ出来ない人(禁煙区域で喫煙したり、吸殻をポイ捨てしたり・・・)がいるから、過剰反応してしまう嫌煙家が現れるんだろうね。
またそういう嫌煙家の態度に、これまた過剰に反応してしまう喫煙擁護論もどうかと思う。

裁判を起こす権利は誰にでもあるとはいえ、「地裁に提訴」ってのは脅迫めいていて嫌だな。
結局、愛煙家も嫌煙家も「極度の」って形容詞が付くような人には、殆ど共感を覚えない私です。


P.S.
元ヘビースモーカーが禁煙すると、ちょっと厭みな嫌煙家になることがあるみたいだね。
「オレはピース缶を持ち歩いていたけど、今じゃキッパリ止めている」と言ってた人を知ってるけど、「禁煙できる強い意志を持った自分」をアピールしたかったんだろうな。