逃走車両停止装置−オート・アレスター

前の記事で軍用機器に触れたけど、それでAuto-Arrestorという機械があることを思い出した。

"How It Works"に書いてあるように、パルス性電流を使って車両の点火システムを破壊し、走行不能にしてしまう装置。
一撃でガス欠に似た状態に陥れ、壊れた部品の交換なくして再び走り出すことが出来なくなる、というシロモノだ。
道路設置型(これには可搬型と埋設型がある)の他に車載型もあって、マッドマックスよろしく、追跡車両を停車させることが出来る。 既に多数の州警察で導入実績があるようだ。 こんな機械を作っている企業があるところがアメリカらしい。


かつて業務でJNI社のFibre Channel NICを扱ったことがあるが、Auto-Arrestorを作ったJaycor(ジェイコア)はその親会社だった。 その後1999年10月にJNIは独立し、Jaycorも2002年1月にTitan Corp.と合併したという。 そのTitanも昨年7月29日にL-3 Communications傘下に入ったようだ。 その辺の経緯は下記URLに記載されている。

元々高い技術力で軍需産業に食い込んでいただけあって、Auto-Arrestorの他にも地雷探知レーダーとかワイヤレス・スタンガンとか、ミリタリーマニア垂涎の機器を作っている。

合従連衡を繰り返してきたため、ドメイン名がゴチャゴチャになってるね。