九重"夢"大吊橋 − 吊り橋日本一の交代

 大分県九重町田野の鳴子川渓谷に、全長390メートル、川床からの高さ173メートルと、歩行者専用としてはいずれも日本一の「九重“夢”大吊(おおつり)橋」が30日、オープン。

ネットニュースで知って、テレビニュースでその賑わいに驚いた! 是非とも行ってみたいけど、遠いんだよなぁ九州は・・・。
それまでの日本一は、ウィキペディアによると奈良県十津川村にある「谷瀬の吊り橋」だったようだ。

国道168号の上野地(うえのじ)と対岸の谷瀬(たにせ)を結ぶ。高さ54m、長さ297m。1954年に架橋された。

10年ほど前、明治期にあったという大水害に興味が沸いて、十津川村を訪れたことがある。 到着が20時をまわってしまったため人通りは殆どなく、日中なら賑わっていたであろう吊り橋はひっそりとしていた。
「これは是非とも渡ってみねば」と思い近づくと、ウィキペディアにも書いてある「危険につき20名以上は同時に橋に乗らないように」との注意書きにまずビビる。 20名までの重みにしか耐えられない橋・・・これは怖いですよ。
辺りに人気はなく、こんな時間に渡ろうとしている奇特な人間は私だけ。 だから落橋の心配はまずないが、何しろ暗くて薄気味悪い。 そして次にビビるのは橋の構造。
橋の幅は大人が手を広げたくらいあるのだが、歩けるのはその半分程度しかない板敷きの部分だけ。 その外側はスカスカで、足を踏み外せば股までずっぽり嵌まってしまう。しまいそう。
渡り始めはそうでもないが、暫く進むと50メートル下の川原がイヤでも見えてしまい、かなり怖い・・・それでですね、渡り始めたものの、途中で引き返してしまいましたよ私。 チキンな奴だと笑わば笑え・・・。
だけど冗談抜きで何かあった場合、周りに全く人がいなかったので助けも呼べない状況だったことは分かって下さい・・・。