「ローゼンメイデン」第1〜7巻読破
麻生太郎外務大臣も空港の待機ロビーで読んでいたと噂される本作品、いや別にそれはどうでもいいんだけど、アニメがなかなか良かったので原作を購入してイッキ読み。
- 作者: PEACH-PIT
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2003/03
- メディア: コミック
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これを読むと、アニメでは設定やストーリーが結構変わっていることに少し驚くが、ドールたちの性格設定などはそのままだから、それほど違和感は覚えなかった。 何より、人形に対する作者の愛情が貫かれているのがとてもよろしい。
この作品の見所は、何と言っても各ドールの個性的な性格設定にあると思う。 各キャラの性格は分かり易く、「彼女ならここでこういうセリフを吐き、こういう行動を取るだろう」ということが大体予測できてしまうのだが、だからこその面白さがある。 小説家のインタビューで時折「人物造形がうまく出来ると、物語が半ば勝手に進展する」という談話を目にすることがあるが、まさにそんな感じ。
真紅や翠星石といった主要キャラの性格はキツいのだが、彼女らがたまに見せる意外(?)な女性らしさもまた魅力。 これは広義のツンデレと言ってよいかも知れん。 斯様にキャラクターの内面や心理変化を楽しめる作品というのは、キャラの絵的な魅力に頼る事が多いマンガ・アニメが多い中で異彩を放っており、好感が持てる。
アニメ版については第1期分DVDは全巻揃え、現在「トロイメント」DVD第1巻まで購入して視聴済。 大人買いせず、じわじわと楽しんでます。