圏央道 あきる野インターチェンジ〜八王子ジャンクション間開通

昨日開通したことは(関東圏の皆さまならば)ご承知の通り。

さて、ここで問題。 下記区間を走行した場合の通行料金は?

所沢IC=(関越自動車道)=鶴ヶ島JCT=(圏央道)=八王子JCT=(中央自動車道)=岡谷JCT=(長野自動車道)=更埴JCT=(上信越自動車道)=藤岡JCT=(関越自動車道)=川越IC

表題の区間が開通したことによって、ループが形成されたところがミソだ。
実は、こうした高速道のループは以前から存在している。 やはり関越道と上信越道、それに北陸自動車道の下記ジャンクションで結ばれた区間などがそうだ。

藤岡JCT=長岡JCT上越JCT=更埴JCT

東名などの古くからある高速道路では、こうした問題が起きないよう、チェックバリア(本線料金所)を設けて検札を行っていたのだが、上記区間にはそれがない。 それどころか、豊橋米原のチェックバリアは廃止されてしまったそうだ。

チェックバリアが未設置だったり廃止されてしまうのは、ETCの普及に伴う合理化が背景にあるらしい。 しかし、このままでいいのかという気がする。
確かに、この盲点を突くには高速道路から降りられないという制限があるのだが、全国に幾つかあるハイウェイオアシスを利用すると、高速道路から降りなくても結構遊べてしまうのだ。
ETCには、流入から24時間以上経過した場合はゲートが開かないという防御機構が一応あるが、これがどの程度有効なのかは疑問である。


私は、この記事を問題提起のつもりで書いている。 決して不正を教唆するつもりはないのだが、もしかしたらこの情報を悪用する輩がいるかも知れない。
そう考えたので、NEXCO東日本に対して上記の問題点を指摘しておいた。 先方では、やはりこの問題を認識していたようだ。 いずれ、何らかの対策がとられることになるのだろう。