true tears 第5話「おせっかいな男の子ってバカみたい」

「せっかく『真心の想像力』を働かせて純との仲を取り持とうとしたのに、比呂美から『バカみたい』って言われちゃいましたよ参ったな」というお話。 いや、こう書いてしまうと雰囲気が全然伝わりませんねorz...


眞一郎に「ごはん、一緒に食べる?」とか「放課後、一緒に帰る?」と誘いかける乃絵。 いや、ピュアでイノセントなこの娘の場合、「誘いかける」って言葉は少しニュアンスが違うかな。 断られて見せる、ほんの少し悲しそうな表情がキュート。
かくして「天空の食事その2」は比呂美と共にすることに。 そこへ朋与が遅れてやって来るんだけど、乃絵を見た第一声がア゛とエ゛の中間音。(笑) 会話がない3人の昼食は超気まずい雰囲気で、これは見ている方もつらい。
その日の放課後、比呂美と一緒に下校する眞一郎を見送る乃絵の心の内は穏やかじゃないけれども、それは嫉妬とは別物なんだろうなぁ。


その眞一郎と比呂美、また言葉を交わせるようにはなったものの、話が核心に入ろうとすると、やはり彼女の方から話を切り上げてしまう。 確かに、並んで歩くことまで眞一郎の母から咎められてしまうのでは、それだけでも眞一郎と距離を置きたくなるだろう。 乃絵の歩み寄りをも拒絶してバスケに打ち込む比呂美は孤独。 そんな時こそ、親友の朋与には彼女の支えになって欲しいのだが。


眞一郎からも比呂美からも敬遠された乃絵、手弁当持参で麦端踊りの練習場所に彼を訪ねて現れる。 練習中の眞一郎に眼差しキラキラビームを発射。 「凛々しくて、大きくて、光ってて」って、それちょっと持ち上げ過ぎじゃあないがけ?
お弁当の食材に拘るのは乃絵らしいけど、赤いウインナーをそんなに目の敵にしなくても。 それより、縁側に出るまでずっと土足なのはどうなのよ?(笑) 今回は海外スタッフがメインだったようだから、その辺に気付かなかったのかな。 それに、乃絵に頬を嘗められて仰け反る眞一郎、コマ送りで観てみたら、左手が在り得ない捻り方してて笑った。
・・・知らぬ間にあら探しをしてるなぁ、いかんいかん。


自室で雷轟丸を題材にした絵本創作に打ち込む眞一郎。 確か第1話で「もっと優しい絵が描きたいなぁ」と言っていたから、結構なことだよ。 そこへ純が現れて短いやりとりがあったあと、今回の核心のシーンへ。
比呂美の部屋を訪れて、純が「お前のこと、かわいいって言ってたぞ」と告げる眞一郎。 しかし比呂美の反応は意外にもそっけなく、「嬉しくないのかよ?」と問い質す彼に「おせっかいな男の子ってバカみたい」。
この後、同じシーンが比呂美の視点から繰り返されるのだけど、これはちょっと珍しい演出。 しかし、それでも彼女の本心は分からないんだよなぁ・・・あんなに頑なな態度をとらなくてもいいのに、と思ってしまう。 眞一郎の気遣いは聡明な彼女なら分かるはずだし、事情があって過去を封印したにせよ、今でも憎からず思っているのならあれは言い過ぎだよ。 でも多分、彼女も眞一郎のように、あとで人知れず身悶えしながら苦しんでいるんだろう。


今回はラストにも波乱が。 愛子がとうとう自分の想いを抑えきれずに・・・というところで TO BE CONTINUED。
ストーリーが大きく動き出し、いよいよ目が離せなくなって参りました。
次回「それ…なんの冗談?」は眞一郎の台詞から。