2010年城端つごもり大市探訪記

前回「つごもり市」って書いちゃった…テヘッ!

 2月末日の降雪の緩んだこの時期に年始のあいさつと精算に五箇山から訪れた人々をもてなし、市が立ったのがつごもり大市の由来です。

城端つごもり大市

去年は土曜日に開催されたこの大市、曜日にかかわらず毎年2月28日*1に開催されるので、今年を逃がすと当分土日に掛かりません。 なので少々無理をしてでも行こうと思ってました。


城端駅に降り立つと見慣れた景色がお出迎え。
一昨年から毎年7〜8回の頻度で出向いているため、本当に見慣れてしまいました。 まるで近所か、ほぼ毎週通ってる秋葉原のよう。
それだけ馴染んだということでしょうが、十数年振りに富山で墓参したときのような懐かしさとか、初めて城端を訪ねたときの高揚感が感じられなくなったのは、ちょっぴり損した気分です。


駅前から国道沿いにメインストリートを歩いていくと、去年同様「じゃんとこい」から通行止めになっていて、道の両脇に屋台が出てました。 前年と比べて人出が少ない感じ。 天気が良くないのが響いているのでしょうが、それ以外にも冬季五輪・東京マラソンに加えチリ大地震津波報道が重なって、みんなテレビに噛り付いてるんだろうなと思いました。
通行止め区間は善徳寺前交差点までですが、まずはその先にある「松屋」を目指して進みます。 カツ丼定食を食うために。
しかし残念ながら「本日休業」でした。 ここのカツ丼定食、毎回楽しみにしてるんですが…。
聞いたところでは、お店の方がご高齢のため、体調次第で休業するんだそうです。 要するに不定休なんですね。
しかたがないので、その裏手にある「じょうはな座」を覗いてみました。

おぉ、駐車場の奥に雪が残っています。 近づいてみると、私の胸元くらいまでありました。

カッチカチだろうなと思って触ってみると、意外や意外、ざらざらしてはいましたが、手で軽く掴み取れるほどでした。

これだけの雪をみると、童心に帰って師匠*2のように雪だるまを作りたくなってしまうのですが、この歳で一人でそれをやってたら不審者そのもの。 ぐっと堪えて立ち去りました。


そのあと大市会場に戻り、そこでおそばを戴きました。 カツがなければおソバをお食べ。 そんな言葉が唐突に脳裏を過ります。 その後ぜんざいも戴きまして、食べ終わった頃、ちょうど林道美有紀嬢のライブが始まりました。
林道さんは、確か5曲歌ったんだっけ。 アンコールの後、西上町恵友会有志によるリアル「麦端踊り」が初披露されたのでした。

使用曲は、当たり前かも知れませんがサントラ収録曲。 14トラック目の「熱気 〜麦端祭りのテーマ〜」でした。

true tears オリジナルサウンドトラック

true tears オリジナルサウンドトラック

 西上町恵友会は、曳山祭とむぎや祭に参加している若者グループ。アニメの放映後、全国のファンが城端に来るようになったため「新たな名物になれば」と麦端踊りに着目。アニメで動きを確かめながら五分ほどの踊りに仕上げ、練習に励んできた。
(中略)
メンバーの南真司さん(36)は「四月の城端しだれ桜まつりでも披露したい」と意気込んだ。

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20100301/CK2010030102000147.html

しだれ桜まつりに向けて、広く踊り手を募集中だそうです。 記念に参加してみたい気もしますが、何せ練習に参加できないもので…。
そのあと「じょうはな織館」で暫く休憩してから外に出てみると、もう一部で撤収作業が始まっていました。 やっぱり人出が少なかったからなんでしょうか。 ちょっと寂しく思いました。
帰りに「じゃんとこい」を見てみたら、入口のすぐ近くに林道さんがしゃがんでいてびっくり。 知り合いのお子さんの面倒をみていたようですが、アイドルが手の届くところにいたらアカンでしょ。(笑)
そして中にはtrue tearsのパネルが掲示されていて二度びっくり。 パネル掲示するなんて聞いてないよー!
ざっと見たところ、「いきいき富山館」で使われたもののようでした。 そう言えばあのパネル、再利用するために保管するって、担当の方がおっしゃってましたっけ。 記念に撮影しようと思いましたが…オタ・オーラ発散抑制迷彩を纏っていたので不可能でした。


城端には、結局予定通り4時間ほど滞在していたでしょうか。 当初はそれだけの時間、持て余してしまうんじゃないかと危惧していたのですが、何だかんだで全く退屈することなく過ごせました。 しだれ桜まつりにも、多分行けるだろうと思います。

*1:うるう年の場合は29日も

*2:あやひー