北陸フリーきっぷで行く乗り鉄の旅(2)
前回は富山入りしたところまで書きました。
往路の切符(指定券)を見ればお分かりの通り当初は金沢でブラブラするつもりだったのですが、出発が遅かったためスケジュールが押してしまい、結局その日は高岡に直接投宿することにしたのです。
今回は二日目、城端線について語りましょうか。
城端線は、優等列車の運行もない地味な単線・非電化のローカル線ではありますが、
富山県初の鉄道として1897年に開業した
城端線 - Wikipedia
という由緒ある路線なのです。
北陸本線より古いので、高岡駅のホーム番号は
通常は駅長室のある駅舎(駅本屋)側から番号を振るが、高岡駅では駅本屋から最も遠い城端線のりばから番号が振られている
高岡駅 - Wikipedia
という塩梅。 そして関東在住者にとっては珍しい「ディーゼル気動客車」もまた魅力。
関東では現在も単線区間が意外に多く残っていますが、非電化区間となると八高線くらいしか思い当たりません。
その八高線も一部は電化されていて、非電化区間に生活圏がない限り、気動客車に乗る機会は滅多にないのです。*1
昨年、城端で開催された某イベントに参加した方の中には、初めてディーゼル気動客車に乗った人が少なからずいたかも知れません。 その方たちに、あの独特の走行音を聞いてどう思ったか、聞いてみたい気がします。
半自動ドアも、関東では相模線や東北線・高崎線などでしかお目にかかれない装備ですよね。
極めつけは整理券発行機。 私はバス以外でこれを見たのは、城端線が初めてでした。
最後に、ディーゼル気動客車の床下構造がどのようになっているか、形式が違う車両の画像ですが参考までに上げておきましょう。
これは北海道・帯広の旧幸福駅交通公園に静態保存されている、キハ22。
ディーゼルエンジンは、恐らくこの白い箱の中だろうと思います。
そこからプロペラシャフトを介してトルクコンバータへ動力を伝え…
その先にあるギヤボックスを経て動力を車軸に伝達します。
実物を見ると良く分かるのですが、撮影から時間が経過して記憶が曖昧になっているので、間違ってたらご免なさい。