師匠、雪の大谷を歩くの巻

着実に一人旅スキルを磨き上げていく師匠なのであった。

憧れだった「雪の大谷」…
この目で見てきました!
そして歩いてきました!

ひとり旅。3歩目。 | 高垣彩陽オフィシャルブログ「あやひごろ」Powered by Ameba

師匠の富山好きはホンマもんです。
雪の大谷は私も映像でしか観たことがなく、師匠に先を越されました…羨ましいので、私も太閤山から撮った今春の立山連峰を載せときます。

私もね、アルペンルートなら何度か通ったことはあるんですが、あの光景が観られる時期ってメチャメチャ混みそうじゃないですか? それで躊躇してたんですよ…同じ理由で、黒部峡谷のトロッコ電車にも乗ったことがありません。
そのアルペンルートには、ちょっとほろ苦い思い出があったりします。


だいぶ前になりますが、家族で墓参を兼ねて富山へ旅行した時のこと。
「自家用車で行けるところまで行こう」という軽い気持ちで立山へ向かったところ、タイミングがピタリとあって、室堂行きの高原バスに殆ど待たずに乗り継げました。
当然、終点の室堂まで行くつもりでしたが、確かひとつ手前の「天狗平」というバス停で、オヤジが急に「ここで降りよう」と言い出したのです。 子供の時分、精神修養の一環で立山登山をした際にテントを張った場所だから、ということでした。
私は室堂まで行きたかったし、観光スポットというわけでもなさそうなので反対しましたが、結局押し切られました…富山なら親父の方が詳しいですし。


そこで降りたのは案の定、私たち一家だけでした。 辺りには小さなロッジが一軒あるくらいで、他には何もありません。 親父も内心「しまった!」と思ったようでしたが、もうどうしようもありません。 仕方なく付近をちょっと散策してから、そのロッジに入りました。


ロッジには思ったより多くの人がいました。 当たり前ですが、みな気合いの入った登山ルックです。 一方、私たちは軽いノリでしたから普段着のまま。 母と妹はスカートでした。 あまりに場違いな私たちの格好は周囲から浮きまくり、好奇の目に晒されました。
考えてもみて下さい。 夏とはいえ場所は3,000m近い山、周りは登山客だらけ…まるでドレスコードのある店にジャージで入店したようなものです。 周囲の視線が「山をナメるんじゃねぇ!」と言っているようで、バスを待つ時間が辛かったなぁ…。