今日の BAD EXPERIENCE

帰宅時、ようやく座席に座れたので、目を閉じて音楽に聴き入っていました。
それからどのくらい経ったでしょうか、ふと目を開けると、斜め前に立っている中年男性が不審な挙動をしています。 酔っているのか、吊り革に掴まったまま大きくのけぞったり前のめりになったり…アクションがいちいち大仰で周りの人は迷惑そうでしたし、何より腰の動きが妙にエロティックで、見るのもイヤーンな感じでした。
私は寝たふりをしつつ薄目を開けて、この要注意人物を警戒しながら災いが早く過ぎ去るよう、ひたすら念じておりました。


ところがこういう時、何故か事態は悪い方へと向かうもので、ツイストを踊るおっさんより先に、その正面に座っていた隣りの人が下車しました。
当然、おっさんはそこに座るでしょう。 内心「勘弁してくれよ」と思いながら薄目で注視していると、あろうことかそのおっさん、隣りの空いた席ではなく、私の膝の上に腰を下ろしはじめました…。


イヤーッ!来ないでーっ!!(心の叫び)


その願いも虚しく、おっさんは私の膝の上に腰を掛けたのです。 咄嗟に振り払ったため接触時間は僅かでしたが、膝頭に中年男性の尻の感触が残りました…。
これは一体、何の罰ゲームなのか? 私の心の花は、メッチャ萎れて枯れる寸前ですぅ…。