とある医学の超電磁石

ここ数年、以前ほど集中力が持続しなくなりました。
歳のせいだと思ってますが、もしやオツムに病変でもあったらヤバイと考え、核磁気共鳴検査を受けてきました。
ちなみに、「核」という文字に恐怖を覚える人がいるとかで、今やMRIと呼称するのが定番のようです。 ヤレヤレ。


脳の検査を受けるのは、実は今回で二度目です。 社会人になって間もない頃、ちょっと気分が悪くなった時に、大事をとってX線CTを撮ったのが最初でした。 内心、脳じゃないものが写っていたらどうしようとドキドキでしたが、幸い、どこにも異常のない普通の脳ミソでした。 いやぁ、「寝てる間に両親に改造されてるかも」なんてのは、中二病ちっくな妄想*1でした。(笑)


このX線CT、X線の透過率を元に断層画像を組み立てます。 私が高校生の時、NHK教育テレビで以下のような分かり易い模式図を使って解説してました。

検査対象物を含む空間を幾つかの部分に分け、透過したX線の強度を元に連立方程式を立てて解くのだそうです。 実際にはもっと細かい区分分けが必要ですし、方程式もこんな単純な一次式ではなく、微分方程式になるようですが。
MRIX線CTとは違って、どの部位がどう核磁気共鳴しているかを勾配磁場で特定するんだそうです。


今回は全身ではなく脳だけでしたので、検査は20分程度で済みました。 噂に違わず、検査装置の動作音はかなり騒々しいです。 ブザーのような独特の音がしますが、鉄っちゃん向けには「VVVFインバータみたいな音」と言った方が分かり易いかも。 磁気の掛け方や電波の当て方を変えているのか、いろんな音色が楽しめました。


検査結果は一週間くらいで自宅に郵送されるそうですが、画像データは、希望すればその場でCD-Rに焼いて売ってくれるというのでビックリしました。 言うまでもなく、もの好きな私がこれを買わないわけがありません。 今回、その一部を特別にお見せ致します。


注意!
ここから先は、人によってはキモチワルイと感じるかも知れません。
自信がなければ続きは読まないこと!



個人が特定できる情報を消してありますが、これは正真正銘、私の頭部画像です。 ここまで赤裸々に自分の内面を開陳する人間は、そうはおりますまい。
しかし自分で言うのもなんですが、鼻筋の通ったイイ男ではありませぬか。(笑)


…だがちょっと待て…ひょっとして前頭部に隙間があるのでは…?
脳ーーーっ! Nooooooooooooo!
創造性を司るという前頭葉が圧迫されているように見えるが、大丈夫か俺…頭頂部と後頭部の中間あたりにある突起も気になる。 これ、ツノになるんじゃね?


ま、素人診断は危険なので、おとなしく医師の診断結果を待つことにします…。

*1:もはやデムパの域