魔法少女まどか☆マギカ 第1話〜第6話

今でも深夜アニメの約8割は録画していて、そのうち7〜8割はちゃんと観てるんですが、感想を書くのは面倒なので永らくサボってました。 しかし題記作品についてはつい言及したくなりまして。 そんなわけで久々のアニメ感想です。


魔法少女になれる(=強い力が得られる)うえ、どんな望みでも叶えられる−しかしそれは、大きな代償を伴う契約だった。 魔力を使えば穢れるソウルジェムを浄化するには、魔女を倒してグリーフシードを手に入れなければならない。 でもそれは死と隣り合わせの危険な戦い。 のみならず、相容れない考えを持つ魔法少女同士でも殺し合いが始まってしまう…。 逃げ場のない状況で戦いを強いられるところは、TVA「ぼくらの」とダブってズゥーンとくる。
マミ先輩の死(第3話)はショッキングだったけど、目を見開いたまま事切れるさやか(第6話)もジワジワ来るな!


これだけ重い設定・展開なのに、キャラデザインは"ほのぼの"4コママンガ風。 例えるなら、子供向け絵本を手に取ったら中身が「本当は恐ろしいグリム童話」だったみたいな。
でもこれ「心霊探偵 八雲」みたいにリアルだと、"魔法少女"という設定に乗っかりにくいだろうから仕方ないのかな。 「夢喰いメリー」くらいの絵柄が常識的に思えるけど、異空間デザインとのマッチングを考えると、やっぱり今のデザインがベストなのかも知れない。 ある意味、意表を突く作品を多く送り出してきた新房監督らしい作りだと思う。


梶浦由記さんの劇伴も本編によくマッチしている。 彼女の曲には、See-Saw時代のガンダムSEED ED曲「あんなに一緒だったのに」を始めとして「暁の車」「焔の扉」まで、運命や宿命を感じさせる強いキャラがあって、それが本作でも発揮されて雰囲気を盛り上げている。


今後の展開は読めないけれど、まどかが魔法少女の契約をするのはまず間違いないでしょう。
その際の望みなんだけど、ひょっとしたら「マミ先輩の復活」なんじゃないかな、と予想している。
何たって、キュゥべえはどんな奇跡でも起こせるらしいのでね。 それに、第3話であっけなく退場してしまったキャラが今でもOPに出ているのには、何か理由があると思うんだ…。


P.S.
OPは、話数の進行に連れて細かい部分が修正されているみたい。
まどかがベッドでゴロゴロしているシーン、部屋の窓を伝う水滴の色が第4話までと第5話以降とで変わってます。
また魔法少女へと変身するシーンも、第6話以降ではバックの色調を変化させているのが確認できると思います。