災害への備え

あれから10日が経ちました。 自宅は、積んであったものが倒れたくらいで済みましたが、被災地の惨状は目を覆うばかりで掛ける言葉が見当たりません。 せめて、お気を落とされませんよう…。


拙宅の被害が殆どなかったのは、震源から距離があったことが幸いしていますが、それなりの備えをしていたことも功を奏しました。 アウトドアライフを少々嗜む故、防災(というか、サバイバル術)に対する意識は高い方だと思いますので、ご参考までに私の備えをご紹介します。

耐震補強

買ったばかりの大型液晶テレビが倒れてパネルが破損…という、泣くに泣けない状況をネットで目にしましたが、私の家では、買ってすぐに転倒防止ベルトで固定していたので無事でした。
食器棚には、扉が勝手に開かないよう固定金具を取り付けてあります。

元々この食器棚には取っ手しかありませんでしたが、その上部にホームセンターで売っていた金具を自分で取り付けました。
その他、タンスの上部に転倒防止のつっぱり棒を取り付けるなどしています。

ライト・情報機器など(電気製品)

小型蛍光灯が組み込まれた非常灯を持ってます。

点灯すると、こんな感じ。

ライトに時計とラジオを組み合わせたものもあります。


これだけだと情報を受ける一方ですが、私はアマチュア無線家ですので、ハンディートランシーバーも持っております。

電源さえ確保できれば、より高出力な据え置き型が使えます。

条件次第では、国内はおろか海外とも直接コンタクトできますよ。
ただし操作には免許が必要ですし、運用上、非常通信であっても法的制約がいろいろあるので、一般の方が考えるほど役に立つかは分かりません。

電池

ライトやラジオの必需品。 いざというとき無線機が使えないと困るので、大量に買い置きしてありました。

お断わりしておきますが、これは常日頃から準備していたもので、震災後に買い占めたものではありません。
長期保存の効くリチウム電池を中心に揃えていましたが、これは単三・単四型しかありませんので、パナソニックのエボルタが発売されてからは、保存期間が10年ということもあり、これを中心に各タイプを備蓄しています。

名の通ったメーカーの製品でも、すぐ液漏れして機器ごとダメにしてしまうものがあるので要注意。 その点、エボルタなら安心で超お勧めです。


携帯電話は、回線輻輳がない状況なら最強の情報機器ですが、これも電源が必要。 私は予備バッテリーの他に、補助充電器を二種類持ち歩いています。

皆さんご存知でしょうが、以下のサービスを利用すれば無料で揃えることも可能です。

非常食

以前、ホームセンターの防災グッズコーナーで見かけたものを少々。

あとはトイレの水洗用に、自動車用ウィンドウォッシャーの5L空容器に水を汲み置きしているくらい。 食料と飲料水は、あまり溜め込めないので最低限の準備しかしていません。

自動車関連

普段から、ドライブの後は満タンにして次週に備えるようにしていました。
ただ今回は、中東情勢の悪化でガソリン単価が上昇していたため給油を見送ったのが仇となり、燃料調達に苦労しています。 近々、法事で遠出しなければならないというのに…。


奥尻島津波災害を見て以来、任意保険には地震噴火津波特約というオプションを追加しています。 滅多にないリスクのためか、保険料は数百円程度しか違いません。 もっとも、そんな大災害に遭遇したら、自分自身が無事でいられる保証はないのですが…。

番外編:品薄商品@秋葉原

昨日、二週間ぶりに秋葉原へ出掛けてきました。 案の定、ポータブルUPSは欠品状態でしたね。
その他、ガード下の計測器専門店では「ガイガーカウンター品切れ 次回入荷未定」という張り紙を見かけました。
これは一般的な防災用品ではありませんし、素人には使いこなせないものなので、行政機関など本当に必要とするところに行き渡って欲しいものです。