カナザワ買い出し紀行

父の三回忌は、小さなハプニングは幾つかあったものの、無事執り行うことができました。 これで七回忌まで暫く法事はありませんが、何だかんだでこれまで同様、足繁く富山へ通うだろうと思います。


さて法要を終えたあと、二泊目の宿を手配していた金沢に向かいました。 そのまま帰路に着くのは体力的にきついですし、かと言って同じところに連泊するのも、ちょっとつまらなく思えましたので。
で、これが金沢でのお宿。

北陸最大の部屋数を謳っている、金沢マンテンホテルです。
ここは金沢駅に近い地の利を活かし、鉄っちゃん向けの宿泊プランも用意しています。

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    【鉄道ファン必見!】トレインビュープラン!!


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 『金沢マンテンホテル駅前』はJR北陸本線のすぐそば!!金沢駅からも徒歩4分の好立地!!ホテルから金沢駅側を見下ろせば、金沢駅を出てホテル横を通過する列車が手に取るように見えます。お部屋から見る列車、たまにはホテルで過ごす熱中時間・・・ぜひいかがですか?


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 ホテル横【北陸本線】を走る列車達!!


  ●『サンダーバード』  ●『トワイライトエクスプレス
  ●寝台特急日本海』  ●急行『きたぐに
  ●『しらさぎ』  ●『はくたか』  ●『北越


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http://manten.tyms.net/portal/yoyaku/tm_plan.html?f_no=2199


私は別の宿泊プランで予約しましたが、いい感じの部屋に通されました。



こちらには人工ながら温泉も備わっていて、湯船はそれほど大きくはありませんが(洗面台は10基くらい)、明るく清潔感のある浴場でした。

「露天風呂感覚」とありますが、これは内湯のガラス窓がアコーディオン式に折り畳め、開放出来ることに由来しているようです。 今はまだ寒いからか、私が入った際は窓は閉じられていました。 でも一応、小さいながらも露天風呂もありますよ。
表記の通り人工ラジウム温泉で、厚生労働省認可(認可番号47Dなんちゃら)のラジウム温浴剤を使用しているんだそうです。

ところでこのラジウム安定同位体の存在しない、れっきとした放射性物質です。

天然ラジウム泉として有名なのが、鳥取県三朝温泉。 私はその近くの関金温泉に入ったことがあります。 また北海道にもラジウム泉を名乗るところがありますが、どうやらこちらは正式な泉質ではないようですね。

こうした放射能泉を有難く利用した身としては、その半減期や放つ放射線の種類、また浸かるものと口に入れるものとの違いがあり同列に語れないものの、放射線量の微増に過剰反応しないことが肝要かと存じまする。


話が逸れましたが、このホテルについてもう少々。 敷地内の自社駐車場は122台収容できるそうですが、印象としては思ったより広い感じでした。 もし満車になっても、比較的近くにある1,500台収容の大駐車場と提携しており、安心です。


チェックイン後、夕食前に金沢駅のショッピングモールを見て廻りましたが、その帰りに見掛けた信号の薄さに感心してしまいました。

確かに発光体がLEDなら薄く出来て当然なのですが、こんなの初めて見ました。 積雪対策にもよろしいんじゃないでしょうか。


最終日、長くは歩けない母に配慮して、市内観光は車で軽く街を流すだけにしておきました。 代わりに、関東で品薄となっている品を調達するのが、法事に次ぐ第2のミッション。 まず、初日に城端で満タンにしたばかりの愛車に給油。 10リッター程度しか入りませんでしたが、関東に近づくほど調達しにくくなる可能性がありましたのでね。
次に小さなスーパーに立ち寄り、缶詰などを購入。 母は上モノの鱈の粕漬けに目を奪われていましたが、持ち帰る途中で傷んでしまいそうだったので却下。 結局、いつもの自宅近くでの買い物と変わらない品々を買い揃えましたが、欲しいものが揃う有難さを噛みしめました。


その後は高速道路に乗って一路自宅へ。 この日は天気が本当に良くて、高岡の遥か手前から立山連峰がくっきりと見えていました。(以下の画像は、富山I.C.〜流杉P.A.間で撮影したもの。 Exif付加情報参照のこと)

晴天の立山連峰は何度か見ていますが、ここまで見事なのは初めてです。 美しい山並みを見ながら、むかし父が上京して晴天続きの冬に感動したという話を思い出しました。 「冬なのに何日も晴れの日が続くんで、思わず踊り出したくなった」とは、亡き父の弁です。