第61回 城端むぎや祭 ぼっちツアーのご報告

今年も「お一人様」にて「ご入城」してきましたのでご報告……とは言っても、今回は2日目の夜のみ、4時間ほどしかいなかったので大したことは書けませんが。
大事なことだけ先に書いておきましょう、今年は若い娘さん*1が増えたような気がします。 true tears効果なのでしょうか?


城端入りしてまず真っ先に向かったのは、じょうはな座。 ここでP.A.WORKS関連商品をば購入。

今さら説明の必要はないと思いますが、同社設立10周年記念の熊鈴と、同社作品が収録されたDVDです。

発売開始時刻に間に合いそうもなかったので諦めていたのですが、購入できてラッキーでした。
熊鈴は見栄えのいい化粧箱に綺麗に納められていますから、そのままディスプレイしても良いでしょう。 私の場合、クマが出るようなところに行くこともあるので、実用品として使うかも知れません。

北海道の知床五湖ではレストハウスで熊鈴の無料貸し出しを行っていますが、そんなところにマイ熊鈴を持ち込んだらカッケーですよ、きっと。

知床五湖遊歩道入り口にある知床五湖レストハウスでは、五湖を散策される方向けに鈴の貸し出しを実施しています。

http://www.shiretoko.or.jp/faq/faq_suzu.htm

何より、同社のファンにとって「社員とお揃いのグッズを持っている」ことの満足感は大きいと思います。
この品、記念と実用を兼ねて制作されたものですが、実用性にピンと来ない方は私の過去エントリをどうぞ。


有志会が主催するイベントにも、ちょっとだけ顔を出しました。(というか、素知らぬ顔でチラッと覗いただけですが)

むぎや祭に関する資料は、今年亡くなられた方が収集・保存していたものを借り受けたものらしいですが、よくこれだけ揃えられたなぁと素直に感心してしまいました。 今年限りでは勿体ないので、どこか(例えば曳山会館とか)で常設展示できると良いかも知れません。


織館にもお邪魔しました。 あいにく館長さんは早番でもう帰宅されたとのことでしたが、対応してくれた方が私の顔を覚えていて下さってまして……もう城端で悪いことは出来ないなと思いました。*2


あとは町なかを写真を撮りながらブラブラ散策してました。 日が落ちて暑さはだいぶ和らぎましたが湿度が高く、少し歩くとつゆだく汗だくになってしまい、発展マイケル、トロけそう。 休憩を兼ねて立ち寄った屋台では、そこのオヤジさんの身の上話を聞かされるハメに。 マシンガントーク炸裂で、話を切り上げる切っ掛けが掴めず往生しました。 そこでかなり足止めをくったので、もう少し観て回りたかった私としては若干心残りが。


祭の締め括りとなる総踊りは、今年も定刻まで行われました。 初めて観に行った年は、確か定刻を待たずに踊りの輪が小さくなって自然消滅みたいな感じで終わりましたから、いい感じで賑わっているんじゃないかと思います。 最初の年は、踊り手がいる限りエンドレスなのかなと思いましたが、交通規制の関係で終了時間が決められているようです。
祭が終わって宿に帰る途中、雨が降ってきました。 間一髪、といったところでしょうか。 ちなみにあまり遅くまで残っていると、臨時駐車場になっているグランドの照明が消されて真っ暗になってしまうので要注意。


最後に薀蓄をひとつ。
麦屋節の一節に「波の屋島を遠く逃れきて」という一節があります。

麦や菜種は二年で刈るが 麻が刈られよか半土用に


波の屋島を遠くのがれ来て 薪樵るちょう深山辺


烏帽子狩衣ぬぎ打ちすてて 今は越路の杣屋かな


心淋しや落ちゆく道は 川の成る瀬*3と鹿の声


川の鳴る瀬に絹ばたたてて 波に織らせて岩に着せよう

http://www1.tst.ne.jp/johana-k/festival/mugiya/mugiya.htm

香川県在住時、屋島のすぐ近くで暮らしていた私(これも奇縁ですね)。 源平の古戦場からも近く、たまにチャリンコを漕いで釣りに行ったりしてましたが、瀬戸内海はよく言われるように穏やかで、ベタ凪ってことも少なくありません。 大風でも吹かない限り、詠われているような「波の〜」ってな状況にはなりませんが、本当のことを知ったとしてもガッカリされませんよう。

*1:こう言うとオッサンみたいでイヤですが、オッサンなので仕方ない

*2:もちろん、悪いことなどしていません

*3:原文ママ