鉄分不足に効く処方(ところ)

大変ご無沙汰しております、しまうま技研でございます。 皆さま、いかがお過ごしですか?
ワタクシ、本業がちょっとアレなことになっておりましたが、そんな中でも先の三連休、鉄分補給の旅を計画していたのです。
ところがご存じの通り大荒れの天気になってしまいまして、泣く泣く旅行を取り止めました。 豪雪地帯の交通機関でも暴風雪には敵いませんから。
昔々、JR東日本全線の特急・急行・普通列車の自由席が乗り放題という「ハートランドフリーきっぷ」を使って首都圏−青森の日帰り旅行をしたことがありまして、その時も荒天だったのですが、雪国の鉄道なら大丈夫だろうと甘くみて計画を強行したところ、ダイヤの大幅な乱れによって青森から大宮までの約7時間、立ちっぱなしで身動きもままならない生き地獄を味わうことになりまして……あんな辛い思いはもうしたくないので、潔く諦めたのです。(この話は、いつかまた)

JR東日本館内(原文ママ)の新幹線自由席まで土日に限り乗り放題という企画切符が出た当初はハートランドフリーきっぷといっていました。きっぷに名前を書く欄がありました。

ハートランドフリーきっぷ


しかし、鉄魂に着いた火はなかなか消えません。 なので別の形で鉄分補給をして参りました。
まず、12月24日には葛西にある地下鉄博物館にお邪魔。

この施設は関東ローカル番組「ぶらり途中下車の旅」で知ったのですが、最近は「ブラタモリ」でも紹介されたみたいで、館内でそういう話を耳にしました。 入口にある券売機で入館券を購入し、自動改札に通して入館します。




ただこの日は節電のため自動改札は停止、代わりに懐かしの有人改札を通って入館しました。 ちなみに館内は撮影可。 ただし他の人(の顔)が写り込まないよう配慮が必要です。


館内には銀座線と丸の内線の旧型車両が静態保存されているほか、鉄道模型ジオラマなんかもあって大人も子供も楽しめると思います。 家族連れには打ってつけのレジャースポットでしょうね。




翌25日は、さいたま市にある鉄道博物館へ。


クリスマス当日だったので、転車台上のSLには粋なデコレーション。


展示内容は、乱暴に言ってしまうと地下鉄博物館と似通っているのですが、何しろ規模が違います。 とにかくデカいし、静態保存されている車両が多彩。





しかも、飲食可能な車両まで用意しているという心憎い配慮。 館内で駅弁を買って車内で食べれば、鉄魂のボルテージ上昇間違いなし。




実は私、ここに来たのは2度目なのです。 3年前の2008年が最初で、その時はちょうど開館1周年ということで、こんな記念品を貰いました。


その時になくて、今回新たに展示に加わったものがあります。

利用した列車が歴史の1ページになってしまった感慨に浸る……それもまた鉄道趣味の奥深いところだろうと思います。