ガソリン税の一般財源化について

アニメの感想を書いた後にこういう話題を取り上げるのがワタクシ流。
さて、ガソリン税を始めとする自動車関連の税金を一般財源化する議論が喧しいが、これは自動車を所有するかしないかで意見が分かれるのだろうね。
私は車を持っていたし、今後も持つであろうから、立場としてはやっぱり反対だな。 だってこれ、取れるところから取ってやろうという魂胆が見え見えではないの。
道路整備に回す費用が下がったのであれば、特定財源たるガソリン税自動車重量税等の税率は低くするか撤廃して、代わりに一般財源となる新税を幅広く課すのが正攻法。 しかしそれでは各方面から集中砲火を浴びてしまうので、「今まで払ってたんだから今後も払えるだろ?」ってことで転用が検討されているのだろう。
しかしね、高速道路の通行料だって30年後には無料になるという当初の計画が反故にされた上に今回のこの話だ。 ドライバーは一体どこまで搾取され続けるのかと思ってしまう。
自動車は贅沢品だ、贅沢品を購入できる資産を持つ者は応分の負担を甘受すべきである、って意見は分からなくもないが、数千万円する高級車のオーナーと数十万円の中古車オーナーを同列に語ることには無理があるだろう。 そもそも、何が贅沢品かが曖昧になったから物品税は廃止されたのではなかったか。

所得に応じた負担を引き受けることに異存はないが、ガソリン税等の一般財源化は負担者が偏ることになる。
せめて税率が軽減されなければ、一般財源化には賛同できない。


P.S.
先日の独身税も然りなのだけど、最近検討されている税金は名目と用途がかけ離れている気がする。
そのうち、悪名高い帝政ロシアの「ひげ税」みたいな珍税が本当に導入されてしまうかも知れない・・・。