森田監督のブログに寄せて

水曜日の発売日当日に「アンインストール」を買ってきた。

アンインストール

アンインストール

購入した店では平積みされてたけど、既に相当数売れたみたいで、だいぶ平たくなっていた。 前評判が良い曲だけに、今日あたりSOLD OUTになりそうだ。
OP/EDで異なるアーティストを起用してCDを個別にリリースする事が多い昨今、これにはEDも含まれているし、これがOPに劣らず良い曲なのでお買い得感がある。


さて帰宅してネットにアクセスしてみると、森田監督のブログに多数のコメントが付いていた。
思わず頭に血が昇るようなコメントに、ついこちらも脊髄反射しそうになったが、赤の他人がカッカしても仕方あるまい。 そう思い、まずは頭を冷やしながら監督の書いたエントリのほか、寄せられたコメントやトラックバックに一通り目を通し、つらつら考えてみた。


監督の書くエントリはかなり長文で内容も濃い。 これだけの文章を仕事の合間に書くには相当のエネルギー、というか思い入れが必要だろう。 原作が嫌いで仕事として割り切っているなら、こんな面倒なことはするまい。
だから、

私自身が原作を嫌いで、アニメーション化にあたり、ある意味原作に悪意を持った改変を加えていることを認めます。
(中略)
次の第10話、ナカマ篇など、大幅な改変によって、原作をはっきりと否定していること、ここに明言しておきます

負けました - 森田宏幸のブログ

これはいろいろ言われて、思わず「筆の勢い」で書いたことなんだろうと思ってる。
しかし、「嫌い」だとか「否定」という言葉を使ったのは、いかにも不用意であった。 「納得が行かない部分がある」程度ならまだしも、こんなストレートな表現をしてしまっては・・・コメントをまめに読んで返答する誠実さが、却って仇になった感じだ。
もうこうなってしまうと、何を書いても言い訳がましく見えてしまうだろう。
私から監督に申し上げたいことは、「コメントやトラックバックなどに一々反応せず、その回答や思いは全て作品に込めて下さい」、これに尽きる。
今からどうこうするのは難しいかも知れないけれど、期待しています。