地デジ用レベルチェッカ

今年8月、DXアンテナ(株)から地上デジタル放送の信号強度を測定できる、簡易型レベルチェッカが発売されました。

これは本来、設備業者がフィールドで使うものですが、もの好きなワタクシは早速これを購入して、テレ玉など各局の信号レベルを測定してみました。

パッケージは質素そのもの。 飾りっ気は全くありません。

実際の大きさは、比較のために隣りに置いたサインペンをご参考に。
これ、秋葉原だとフジムセンの2Fで扱っているようです。
さて、これで測定した各局の信号レベルは以下のようになりました。

放送局名 物理チャンネル 信号レベル(dBμV)
テレ玉 32 63〜65
チバテレビ 30 64〜69
MXTV 20 61〜62
テレビ東京 23 62〜70
テレビ朝日 24 69〜71
フジテレビ 21 70〜71
TBS 22 80〜81
日本テレビ 25 70
NHK教育 26 67
NHK総合 27 71

ちなみにdBμVというのは、1μVを基準(0dBμV)とした信号強度の対数表現。 例えば、80dBμVは10mVになります。
チバテレビは全然映らないにもかかわらず、64〜69dBμVという結果が出たのは意外でしたが・・・実はこれ、手っ取り早く測定するために、間に利得33dBのブースターを挟んだまま測定したので、こんな数値になってしまったようです。 それにこれは本来、受信アンテナに直結して、その設置方向を決めるためのもの。 測定値は参考程度にしかならず、受信品質は信号強度よりもC/N比で見なければなりません。
しかしそうは言っても、やはり正確な測定値が知りたいものです。 それとテレ玉の受信状況悪化の原因*1については、もう少し調査を進めてから改めて報告したいと思います。

*1:ちなみに、現在は良好な状態で落ち着いてます