国民的歌手

しまうま技研のランキング

先日、カラオケのランキングで国民的歌手という称号が付きました。

まぁ機械が採点するものですから、本当の意味で上手いかというとかなり疑問ではありますが、ゲームだと割り切っても、上位に食い込めたのは正直嬉しいもんです。
もっともまだ月初めですから、これから上手い人たちが歌い始めると、順位がズルズル下がって称号を剥奪されてしまうことは、ほぼ確実でしょうが。
さて、いつぞやのエントリで「いつか上達のコツのようなものを書く」と表明しましたが、いい機会なので今日のエントリに書いておきましょう。

歌唱法について

多少うろ覚えの曲でも、カラオケでは歌詞が画面に出ますしガイドメロディも付いていますから、何とか歌うことはできます。 とは言え上手に歌うためには、歌詞も旋律も諳んじている方がやはり有利。 何度か聴いて覚えたと思った曲でも、カラオケで歌うと「こんなに難しかったのか!?」と愕然とすることもしばしば。
例えばドリーム・オブ・ユー ~レモンライムの青い風/竹内まりや-カラオケ・歌詞検索|JOYSOUND.comなどは、テロップの掃引タイミングが曲の進行とかなり違うところがあり、見ながら歌っていると、つられてリズムを外す羽目に。 またガイドメロディと聴き比べながら歌っていると、自分で勝手に脳内編曲している曲が多いことに気付かされます。


機械採点では「ガイドメロディ通りに歌う」ことがとても重要。 曲によってはオリジナルと微妙に違う(感じがする)リズムやメロディになっているものがあり、こういう曲をオリジナル通りに歌うと得点が伸びません。 ロック(特に佐野元春など)では、この傾向が顕著な気がします。 その最たるものが恋のミクル伝説/朝比奈みくる(後藤邑子)-カラオケ・歌詞検索|JOYSOUND.comでしょう。 これをオリジナル通りに調子っ外れに歌ったのでは、まず高得点は望めないと思います。


「分析採点」を使ったことがある方はご存知だと思いますが、採点項目には「ビブラート」と「しゃくり」も含まれています。
ビブラートはかなり重要なポイントで、これの有無で5点くらいの差が出ます。 オリジナルではビブラートがかかっていなくても、「全国採点オンライン」では容赦なくかけないと点が伸びません。 ここら辺が機械採点の悲しさですね。
しゃくりについては、私個人の感想ですが、採点にはほとんど影響がないようです。


最後に発声法について。
これは意外に思われるかも知れませんが、地声だと、あまり良い得点が出ない感じがします。 私は特に声を作ったりはしないのですが、気が付くと「ちょっとよそ行き」な声になってますね。 どうも「声を響かせる」感じで歌うと、得点が伸びるようなのです。
裏声(ファルセット)を使って高得点を出している方がいるようですが、これも「声を響かせる」という点で共通しています。 音響学的にいうと「共鳴させる」ってことになるでしょうか。
まさか機械が声質まで判定しているとは思えないのですが、音が共鳴している状態というのは特定の周波数の音が強められている状態なので、これが採点に有利に働くのかも知れません。


あ、大事な事を書き忘れてた。
機械がガイドメロディの音程を基準にして採点することから、「正確な音程で、感情を込めずに歌う」というアドバイスがあるようですが、少なくとも私は「感情を込めずに」歌ったりはしていません。
むしろエモーションたっぷりに歌った方が、ビブラートもよくかかっていい感じになります。

音響セッティングについて

女声ヴォーカル曲の場合、私はボイスチェンジャーを使ってなりきりモードで歌うのですが、たまにボイスチェンジャーが誤動作して地声に戻り、ひどく興醒めすることがあります。 どうやらこれは、スピーカーから出た音をマイクが拾ってしまうことが原因のようです。
カラオケシステムは良く出来ていて、大音響でもハウリングが起きにくくなってはいますが、ヴォーカルの音が大き過ぎると、ハウリングの前にこういう現象が起きるみたいです。
これは、マイクの音量とカラオケの音量を適切に設定することで対策できます。 リモコンで調節できるので、ボイスチェンジャーが不調の時は、マイクの「音圧」設定と共に見直してみる価値はあると思います。(いじり過ぎると逆効果になる場合もあるので注意)


またそれ以前に、マイクへの回り込みを防ぐために、スピーカーの正面で歌わないようにするといいかも知れません。
カラオケルームのスピーカーは、殆どの場合、天井から吊り下げられていますので、その真下あたりで歌うのです。 効果は保証できませんが・・・。


マイクの持ち方については、私は意識的に、斜めに構えて持つようにしています。
ヴォーカル用マイクというのは、大抵は単一指向性(カーディオイド)になっていて、少々斜めからの音でも問題なく拾えるので大丈夫。

正面に向けると、歌詞に「パピプペポ」のような破裂音が含まれる場合、マイクに直接強い息が吹きかかってノイズになってしまうと考えてそうしているのですが、これは我流の工夫なので、正しいかどうかは知りません。
あぁそうそう、マイクは口から1cmほど離して(殆どくっつくくらいに近づけて)歌ってます。

選曲について

うたスキ」の総合ランキングがどのような方法で行われているのか知りませんが、個々の歌の得点よりも、その順位にウェイトが置かれていることは、まず間違いなさそうです。
歌った曲の得点が低くても、1位になれば総合順位は良くなるみたい。 ですから、競争相手の少ない曲のレパートリーが多いと有利ですね。 ただし「ミリオン歌手」以上になると、例え1位になっても、90点未満だとランクは下がってしまうようです。
逆に、大勢の人が高得点を出している曲で上位に食い込むと、総合ランク上昇にかなりプラスになるみたいですね。


意外なのは、歌い直しが必ずしもプラスに働かないこと。
先月、低い得点だった曲を歌い直して、ほぼ全て「自己ベスト更新」したことがあったのですが、何故か総合順位がかなり落ちてしまったのです。 これはがっかりしましたよ。 どうやら自己ベストを更新しても、順位が上がらないとダメみたいですね。


順位は月末で確定しますから、それまでは1位でも所詮は暫定。
でも私は月初に歌うのが好き。 例え暫定でも、1位をバンバン取れますから。 この爽快感は病みつきになりますよ。

その他

なぜか小さい方のリモコンでしか検索できないようなんですが、「歌唱指導」というシリーズもののコンテンツがあります。 そのうちの下記3編は、一度は見たほうがいいかも。

特に「基礎編」は、歌う前のストレッチや歌う姿勢・呼吸法についてのレクチャーがありますので、一時期私はウォームアップのために、毎回必ず最初に選曲してました。


それから、何十曲も歌って喉が不調になってきたら、のど飴をなめるのもよろしいかと。
私は、薬効成分の入ったものを何種類か試しています。

最後になりましたが、適度な休憩を取りましょう。
オーダーしたおつまみなどが届くまでの間、飴をなめたり呼吸を整えたりして体調を整えることは重要ですよ。
私などは先日、調子に乗ってこんなものを注文しました。

スイーツ。(笑)


それでは皆さん、Let's enjoy singing!!