true tears 第4話「はい、ぱちぱちってして」

城端駅にて

比呂美と歩きながら、彼女が"4番"について喋るのを黙って聞く眞一郎。 しかし自分の知らない彼女の一面を見て、心中穏やかじゃない。
それ以来、比呂美との関係がギクシャクしてしまい、そのことでまた落ち込む彼。 それを知った愛子は、彼を半ば無理矢理ショッピングに付き合わせる。 眞一郎が興味を示した服を、自分の好みじゃないのに買ってしまう愛子が可愛くて困るんですが。


前回予想した通り、やはり愛子の言葉は、言った本人の思惑を越えて眞一郎を苦しめてた。 上手く辻褄が合うもんなぁ・・・逆に愛子は彼を慰めつつも、比呂美という"恋敵"がいなくなったことを知ってか、少し浮かれ気味。 だけどそれに気付く様子のない眞一郎クン、そんな感性では絵本作家への道のりは遠いぞ。(笑)


次のシーンは、比呂美のサービスショット。(笑)
この作品、意外にそういうのが多い。 今までなかったのは第3話くらいか。 第1話の比呂美のシーンにはそれなりに意味があった*1と思うけど、それ以外は何だか唐突。 全体的にピュアな作品なので、何と言うか、作品として軸がブレている感じがするんだが。


その直後が、今回最大の修羅場。
自分が避けられていると思った比呂美が、眞一郎を呼び止めてまた謝る。 仲上家では、比呂美は謝ってばかりだなぁ・・・。
それが心に宿るサディスティックな部分を刺激したのか、想いとは裏腹に、彼女を傷つける言葉を吐いてしまう眞一郎。 それを聞いて、みるみる目を潤ませる比呂美。 そこへ眞一郎の母、登場。
そして比呂美に追い討ちをかけるキツい一言を放つのだが・・・どうやら、親の世代にも愛憎劇があったらしい。


・・・いちいち書いてるとキリがないな。 一番心に残った場面は、乃絵に「真心の想像力」を諭された眞一郎の回想シーンということで。
それと、眞一郎が電線にとまったカラスの群れを見上げて「何やってんだ、おまえら!」と叫ぶシーン。 富山弁に直訳すると「あンたらっちゃ、何しとンがケ?」になると思うけど、これは亡くなった祖父の口癖だったのでジンときた。 全くもって変な理由だけど。


P.S.
第5話「おせっかいな男の子ってバカみたい」、このセリフ、予想に反して比呂美のものだったみたい。
彼女もまた、言っちゃいけないと思いつつ言うことになるのだろうか? 眞一郎との溝がまた深まるな・・・。

*1:覗かれる形になった比呂美の方が謝ることで、彼女の「仲上家での立場の弱さ」を印象付けるエピソードになっている