能登いいよ能登

勝田21:01発、上野行き1470M。
これは常磐線で唯一、上野駅14番ホームに到着する普通列車なのですが、同駅の13〜17番ホームは在来線特急/急行列車の発着専用ホームであり、造りが古いこともあって旅情を掻き立てられること甚だしいのですよ。

かつて常磐線で通勤していた時分、偶然乗った1470M*1で14番ホームに降り立った私はすっかりその雰囲気の虜になってしまい、ちょうど停車中だった夜行急行「能登」を見て「いつか乗ってみよう」と心に誓っておりました。 「能登」がまだ信越線経由で福井行きだった頃の話です。

しかし普段自家用車に乗っていると、なかなか鉄道を利用しようという気になりません。 今回は目的地が明確で、またそこが雪深い地ということもあって、「乗り鉄」も兼ねて「能登」を利用することにした次第。

能登」は数少ない夜行急行*2であり、また今では珍しくなったボンネット型車両を利用していることもあって、乗り鉄的に美味しい列車。
この列車のもうひとつの特徴は、急行券を購入すれば定期券でも乗車できること。
福井行きだった頃は発車時刻が近郊型列車の終了後だったこともあり、終電を逃がした酔客御用達だったようで、SUPER BELL"Zの曲にも登場します。

The Very Best of MOT(e)R MAN(CCCD)

The Very Best of MOT(e)R MAN(CCCD)

上記アルバムに収録されている「MOTER MAN 終電上野発23:54分」という曲がそう。
酔客に絡まれ終電を逃がした男が「能登」に乗車できて安堵するものの、寝過ごして富山まで連れて行かれてしまう・・・という内容。 下記URLにて一部を無料で試聴できます。

今回は「北陸フリーきっぷ」を利用して往路は「能登」、復路は「はくたか」+「Maxとき」にて鉄分補給して参りました。

この切符、フリーエリアが結構広いのですが、スケジュールの関係で北陸本線以外、城端線しか利用できなかったのが心残りです。

皆さんも、たまには鉄分補給してみては如何ですか?

*1:列車番号は当時と違うかも

*2:「銀河」は本年3月14日に廃止予定