true tearsにnice boat的展開の可能性はあるか?

GIGAGINEGIGAZINEさんとこの例のエントリに付けられたブックマークコメントを読んでたら、「これでnice boatな結末になったら目も当てられないから、最終回の放送を待ってから動いた方が良かったのでは?」と言う主旨の意見を複数見かけた。
私はそうは思わないので、以下に理由を書いておく。

「真実の涙」がテーマのこの作品に、nice boatな結末は似合わない

今までずっと観てきた人なら分かると思うけど、この作品は登場人物の内面を繊細に描いた青春群像劇なので、センセーショナルな結末を用意する意味は薄い。
第一、そんなことをしたら作品世界が台無しになってしまうので、常識的に考えれば、まずあり得ないことだと思う。

先行放送の終了を待っていたら、4月の番組改編期に間に合わない

そういう事です。

結末は既に確定している

もう最終話の放映まで半月しか残っていない。 作画はとっくに完了し、編集かアフレコ工程に入っている頃だろう。
もし地元での放映に相応しくない作品ならば、県議から働きかけがあった時点で、制作サイドは懸念を表明して調整に入るだろう。
放映が決定したということは、懸念が払拭されたか、そもそもそんな懸念などなかったと考えていい。


ネットでは「釣り」と呼ばれる行為が横行しているから、用心するに越したことはない。 しかしこの話に限っては、「あつものに懲りてなますを吹く」感が否めない。