リコールの話

プリウスのブレーキ不具合問題、とうとうリコールになりましたが、むしろこれで良い方向に向かうのだろうと思います。
作業自体もフラッシュメモリの書き替えだけで済み、特別な部品も要りません。 リコール対応の中でも短時間・低廉で済む部類の作業なんだろうと思います。


私が以前乗っていた愛車も、リコール対象になったことがありました。 「操舵部ピロボールジョイントのシーリング不十分」というものでしたが、これがどういう結果に結び付くかというと…

  1. シーリングの隙間から雨水等が入り込む
  2. その水分により、ピロボールに錆が発生する
  3. 錆びたピロボールがヤスリのように働き、ジョイント部の内側を削る
  4. ジョイント部が緩み、ガタが発生
  5. 最悪の場合ジョイントが外れ、運転中に操舵不能となる

前輪の向きを固定しているパーツが外れてしまえば、ハンドルを切っても曲がらない…どころか、真っ直ぐ握っていても左右の前輪がそれぞれあらぬ方向を向いてしまいます。 高速道路を走っていてこの状況に陥れば、スピンは免れないでしょう。 げに恐ろしき不具合かな。
ディーラーからの案内ですぐさま対応してもらいました。 リコール改修すると、目立たないところに対策済みのステッカーが貼られるようです。


もうひとつ、今度は冷蔵庫の話。
ウチの冷蔵庫はシャープ製。 左右どちらからでも開けられるドアで人気となった機種です。
ドアが外れないよう、様々な工夫をして製品化されたはずですから信頼していたのですが、どうも一部の機種は外れてしまうことがあるようで、シャープがリコールを行っています。

弊社が製造しました冷凍冷蔵庫におきまして、冷蔵室とドアの間に物をはさみ込んだ場合に、ドアの開閉が重い、開かない、あるいは閉まらないといった症状が発生し、その状態で無理に開閉すると、まれにドアが外れるおそれがあります。

冷凍冷蔵庫  安全にご使用いただくためのお願いと無料点検・部品交換のお知らせ | お知らせ:シャープ

我が家の機種はSJ-WA35Gで幸い対象外でした。
もし皆様のご家庭にシャープ製両開きドアの冷蔵庫があるようでしたら、念のため確認されることをお勧めします。