そしてまた、語り継がれる…

TVA「宇宙戦艦ヤマト」の初放映時の視聴率は、あまりいいものではなかったという話を聞いたことがあります。 首都圏ではTVA「アルプスの少女ハイジ」の裏番組だったことが影響しているのだとか。 ちなみに当時わたしが住んでいた香川県では、ハイジは月曜午後6時に放映されていたので、被ることなく両方とも楽しむことができましたけど。
また、今では国民的アニメと呼んでも過言ではないガンダムシリーズも、1stガンダムのそれは、やはり芳しいものではありませんでした。
TVA「花咲くいろは」に比べれば知名度の点でイマイチ…かも知れない本作ですが、初放映から間もなく4年が経つにもかかわらず今も折に触れ話題に上るのを見るにつけ、そうした過去の名作の逸話を思い起こさずにはいられません。


先の湯涌ぼんぼり祭りでは、金沢市長や北鉄バス取締役が招かれていましたが、城端からも来賓挨拶がありました。

最後に、今回のぼんぼり祭りで協力して頂いたというお隣富山・城端むぎや祭り協賛会の会長さんの挨拶。


ナガッチョさんの後なんで、流石にみんな落ち着いたテンション。というか「どなたでしょうか・・・」「なんで富山なんだろう」という空気の中、会長の是非応援したいという話、そして水害で大変な被害を蒙った話とか。ここまでは流石に静かに拝聴してたのだけど、この後の会長の一言で空気が激変する。


「私たちの町には、むぎや踊りを題材にしたトゥルーティアーズというアニメが製作されております」
「あーーー!!!!!」「おーーー」「ヒューーーッ!!!!!」

会場動揺。

変人窟Classic (HJK)

私もUSTREAMで観ていましたが、確かに「true tears」の名が出た途端、歓声が上がったのを覚えています。 とても感慨深い瞬間でした。


金沢を後にする際、北國新聞の月刊誌「アクタス」を購入しましたが、ここにも本作が以下のように紹介されています。

北國アクタス 2011年 10月号 [雑誌]

北國アクタス 2011年 10月号 [雑誌]

ピーエーワークス出世作として知られるアニメ「true tears」は城端地区の情景が写実的に描かれている。
(中略)
北陸における「聖地巡礼」の嚆矢とされ、放映終了後3年以上が経過した今も多くのファンが訪れている。


(月刊北國アクタス 2011 10 No.267 p.18より抜粋)


花いろ公式サイトでは現在、Lantisの斎藤プロデューサーのインタビューが掲載されていますが、ここにも本作の名が。

ピーエーワークスさんとのお付き合いは、約4年前の『true tears』からになるのですが、『true tears』のプロデューサーであり、『花咲くいろは』でもプロデュースを担当されている永谷さんに声をかけていただいたのがきっかけです。

インタビュー|アニメ「花咲くいろは」公式サイト

斎藤Pは、9月18日の公式ブログ記事でも、こんな事を書いています。

とあるきっかけでリフレクティアをヘビーリピート中です。


リフレクティア」というのは、eufonius(ゆーふぉにあす)の曲です。
ピーエーワークスさんが制作されたアニメ、『true tears』のOP曲でした。


改めて思ったのは、、「なんていい歌なんだ・・・」ということでした。
この「リフレクティア」が生まれたのは2008年1月でした。
あれから3年半が経ちます。




最近、『true tears』を知らない人達にこの「リフレクティア」を複数の方々に聞いてもらう機会がありました。皆さん初めて「リフレクティア」を聞いた、という方々です。口々に感想としていただいたのは「とても良い歌」ということでした。

花咲くいろは公式ブログ

「とあるきっかけ」というのは、ホリプロタレントスカウトキャラバンの事です。 過去、幾多の人気タレントを輩出してきたオーディションですが、今年は声優アーティストを募集テーマに掲げ、その最終選考の課題曲に本作のOP曲「リフレクティア」が選ばれたのでした。

以下はボーカルriyaさんのツィート。

リフレクティアホリプロタレントスカウトキャラバンの決勝大会の課題曲に選ばれました。
(中略)
true tearsと出会えた事に改めて感謝です。

Twitter. It's what's happening.

このまま5年後、10年後にも…いや、それ以後も語り継がれていて欲しい…そんなふうに期待してしまうのが、本作ファンの性なのです。


P.S.
Lantisの斎藤さん、実は私のお気に入りであるTVA「キディ・ガーランド」にも映像特典で顔出ししています。

アニメイト郡山店でのイベント開催前、水没したiPhoneをドライヤーで乾かしながら、テンション低いですって凹んでました。(^^;
このイベントには私も参加してたので、そういう縁もあったんだなぁと、今になってしみじみ思ったりするわけです。