8軸16輪オールテレーンクレーンの雄姿に刮目せよ!

k87p5612007-07-29

かつて「7軸14輪オールテレーンクレーンの雄姿に刮目せよ! - しまうま技研」なんて記事を書きましたが、昨日、都内某所にてDEMAG AC700の実物を見る機会があったので、簡単にレポートしときます。

こいつは8軸16輪のモンスターマシンですが、まずキャリアの先頭部分から見ていきましょうか。

自走状態だと、クレーンのブームが運転台の真上からドーンと突き出すはずですが、こいつはアウトリガーを展開し、右上の写真のようにブームを起こした状態だったので写ってません。
全高は全長・全幅に比べると低く抑えられているため、異様に平べったく見えます。


ドアには、このクレーンを所有する会社の社名と連絡先が書かれていましたが、念のためナンバーの一部と同じくボカシをかけておきました。


ナンバーが700になっていますが、これはAC700に合わせて取得したものでしょう。 コダワリが感じられます。



運転台の後ろに、まず2軸4輪が見えます。
車輪が路面から浮いていますが、これはアウトリガーで支持しているため。



残り6軸12輪。
画面中央から左上へ向かって伸びている赤白縞のアームが、AC700のアウトリガー。
この機種のアウトリガーはX字型をしていて、後部のものも斜め後ろに伸びています。


以前の記事(7軸14輪〜)で取り上げたサイトの模型写真を見ると、良く分かると思います。



おさらいとして、8軸が全て収まるアングルで撮影してみました。
撮影場所が限られているうえ光学ズームがないので、ちょっと見づらいのですけど。



油圧シリンダに記された「吊上荷重650t」という文字が、心なしか誇らしげに見えます。


クレーン部の操縦席は国産のものと違って左側についているのですが、これを手持ちのカメラで上手く撮影できる場所が見当たらず、ご紹介できないのが残念です。(やや内側を向いて外側にせり出しているのが特徴的)



クレーン部を斜め右後方から撮影。
左上に写っているのはカウンターウェイト。 要するに、吊り荷とバランスを取るための重りです。
もちろん、こんなものを積んだまま自走はできないので、クレーン部(ブームと旋回体)共々、現場で脱着するわけです。



ブームは収納状態だったので、イマイチ迫力がありませんでした。


撮影場所は都心のど真ん中。 多くの人の目にとまる場所にあるので分かる人には分かるのでしょうが、つい最近も「らき☆すた聖地巡礼騒動があったばかりなので、念のため伏せておくことにしました。 写真をヒントに探してみるのも面白いかも。
あ、もし撮影するなら、近くの警備員にひと声掛けておきましょう。 よほどの事がない限り、快く許可してくれるはずです。